フランス人のバカンス情熱、有給取得60日をバカンス攻略特集で検証

フランス人のバカンス情熱、2020年は有給取得60日を目指しているよ!お役立ち情報
フランス人のバカンス情熱、2020年は有給取得60日を目指しているよ!

フランスで働く人の有給が5週間と聞いて、ビックリした事を昨日のように思い出しますが、

フランス在住が長くなると、バカンス5週間って結構短いなと思えてくるようになるのです。

フランスのバカンス期間が5週間… 実は少ない

バカンスが5週間と聞くと、なんだか羨ましいのですが、

実は…5週間って…

年間の年次有給休暇が25日だけなので、ここから、クリスマス休暇とか夏休みなどのバカンス休暇を捻出します。なので「意外と休み少ないな~」って、ちょっとがっかりする事もあるんです。

例えば日本の大企業に勤めている場合、

正月・ゴールデンウィーク・お盆休みと、それぞれ1週間~10日間のお休みがあると思います。

それとは別に10日~20日の有給もプラスされるので、もしかするとフランスのバカンス制度よりも良い条件で働いている人もいるかもしれません。

それと同じようにフランスでも所属している団体や勤務先によっては、年次有給休暇日数に大きな開きがあるのですが、大体の有給休暇日数は下のようにわかれています。

  • 小さな会社や一般的な民間企業…「5週間くらい(25日・30日計算)」
  • 大手企業…「6~7週間が多い」
  • 公務員…「5週間+α(有給の他に毎月3日のお休みなど)」
  • 学校(幼稚園~高校)の先生…「平均で14週間(2016-2017の場合)」

※同一企業内で勤続年数が長い人は「さらに1週間のボーナスバカンスをもらえる」 などの特典もあるよ!


しかし2020年のカレンダー上では、5週間しか休みがない人でも、60日のお休みなるチャンスが巡ってくる年だという事で、バカンス攻略特集が至る所で巻き起こりました。

2020年のバカンス期間が60日可能かもという期待

2019年9月にこの記事を書いていた時にザワついていたのが

どのようにすれば25日の有給を60日まで延長できるか?

といった、2020年に向けての【バカンス攻略特集 】 でした。


▼物凄い数のサイトで紹介されていたので、フランス人がバカンスにかける熱いパッションを感じる事ができました。


攻略通りにお休みを申請すれば、60日間のお休みを手に入れる事ができるかも!と、コスモポリタンさんも検証してます

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ちなみに当時googleで「vacances 2020 60 jours」って入力すると、 約 11,300,000 件 の検索結果がヒットして、検索キーワードのボリュームが非常に高かったのですが、

2019年時に来年のスケジュールをどうするのか?

バカンスに賭けているフランス人は、前年度から計画を練っている人も多いんです。

13日の祝日を有効に使う

攻略特集によると、バカンス期間を出来るだけ長く伸ばす一番のポイントは、2020年に「13 」ある祝日をどれくらい有効利用できるかにかかっているそう。

これが一番大きく影響している事は間違いなく、

祝日に合わせて有給を消化すれば、土日とつなげるとかなりの連休を稼ぐことができますと紹介されていました。

ただ一つだけ注意があって、この【2020年度、バカンス60日計画 】 の恩恵を受けれる人は、土日・祝日がお休みの人に限られるそうなのです。

2020年のフランス祝日

ちなみに2020年のフランス祝日は以下の通りでした。

1月1日(水)  Premier de l’An
4月12日(日)  Dimanche de Pâques
4月13日(月)  Lundi de Pâques
5月1日(金)  Fête du travail
5月8日(金)  Victoire 1945
5月21日(木)  Ascension
5月31日(日)  Dimanche de Pentecôte
6月1日(月)  Lundi de Pentecôte
7月14日(火)  Fête Nationale
8月15日(土)  Assomption
11月1日(日)  Toussaint
11月11日(水)  Armistice de 1918
12月25日(金)  Noël

2020年の祝日は13日。
もし祝日が土日に被ったら、日本のように振替休日はないところが残念。

2020年の祝日は、
日曜日に由来している祝日「4月12日(日)・5月31日(日)」以外で、土日に被っているのは8月15日と11月1日のたった2日だけでした。

2020年のバカンス、ポイント月を攻略通りにまとめてみました

攻略ではどのようにバカンス取得を指南していたのか?

ポイントとなる月をまとめてみました。

ただ面白いなと思ったのは、8~10月はバカンスを取得せずに働くのが有利なそうです。

そうする事で家庭持ちの同僚とバカンス期間が被らず&バカンス申請がしやすく、旅費も安いメリットもあるのだそう。


こちらで詳しく ▼フランスの学校のお休みカレンダー最新版はコチラ


赤文字 土日・祝日
青文字 有給消化が推奨される日

1月のバカンスポイントは「正月の後」

1月1日は元旦なので祝日です。
なので2・3日の、2日だけをお休みを取ると5連休になります。

こういった休暇の取り方、日本でもしますよね。

1(祝日)2345
6789101112
13141516171819
20212223242526
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4月のバカンスポイントは「うまくやれば9連休 」

4月のバカンスポイントは、13日の月曜が祝日(復活祭の月曜日)
なので14・15・16・17日の、4日間のお休みを取ると9連休になります。

社内カレンダー以外に1週間のバカンス取得、理想ですね。

12345
6789101112
13(祝日)141516171819
20212223242526
2728293031

5月のバカンスポイントは「強化月間 」

5月は1・8・21日が平日の祝日です。
なので4・5・6・7日の、4日のお休みを取ると10連休
さらに18・19・20・22日の、4日のお休みをとると9連休に。

5月のバカンスポイントは、この月に2度の大型連休を取るようおすすめしていました。

ちなみに5月22日(金)は、平日ですが学校がお休みです。
毎年毎年ここはポンになっているので、お休みを取得する人が多くなります。

5月はバカンス取得の強化月間になっているようで、一月に2回の大型連休取得を目指します。日本でやったら同僚からも怒られそうですね…

1(祝日)23
45678(祝日)910
11121314151617
18192021(祝日)222324
25262728293031

6月のバカンスポイント「できたらもう一度連休を取得 」

6月のバカンスポイントは、1日(月)が祝日。

なので、2・3・4・5日の、4日のお休みを取れば9連休になります。


5月に2度の大型連休を取得したにも関わらず、6月頭にもう一度【できるなら 】 お休みを取ることが推奨されていましたよ(笑)

ややこしいですね。

私なら5月21日(祝)~6月7日(日)まで繋げて18連休にしたいって思いました。

1(祝日)234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930

7月のバカンスポイント「ちょっとだけの休息 」

7月のバカンスポイントはプチ休息。
13日(月)だけお休みを取れば、14日まで4日のプチ連休になります。

12345
6789101112
1314(祝日)1516171819
20212223242526
2728293031

11月のバカンスポイントも「ちょっとだけ 」

11月のバカンスポイントもプチ休息。
9・10日の2日だけお休みを取れば5日のプチ連休になります。

1
2345678
91011(祝日)12131415
16171819202122
23242526272829
30

12月のバカンスポイント「もちろんノエルに絡める」

12月のバカンスポイントは、クリスマス休暇に絡める。
25日がクリスマスの祝日なので、
21・22・23・24日の4日だけお休みを取れば9連休になります。

123456
78910111213
14151617181920
2122232425(祝日)2627
28293031


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まとめ

フランスの2020年バカンス攻略特集をまとめてみると、

1月に5連休
4月に9連休
5月に10連休と9連休
6月に9連休
7月に4連休
11月に5連休
12月に9連休

トータルで60日のお休みを目指すことができました。

実質有給日数をいかに祝日と絡み合わせるかで、より長いバカンス日数を稼ぐ事ができたようです。

個人的には5月と6月のバカンスを繋げて長期旅行に出発したいなと思いますが…

フランスで働いている方、子持ちの同僚がいる方など、結構参考になるかもしれません。


参考サイト : https://www.mouv.fr/nation/societe/vacances-comment-profiter-de-60-jours-en-ne-posant-que-25-conges-payes-353486

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