【パリ】地下鉄の切符が2021年までに終了、NAVIGOに切り替わるよ!

移動
パリ地下鉄の切符が2021年に終了。Navigoに切り替わるよ

Photo by rawpixel on Unsplash

※この記事は2018年7月に執筆したものです。新しい詳細は各カードの下に、追記で情報を載せていますよ!

メトロ・バス・トラム・パリ内のRERで使用できるチケット(切符)が2021年までに終了予定で、それに変わりNavigo Liberté・Navigo Easyという新たな2タイプのNAVIGOが導入されますよ。

いずれも非接触式型カードで、既存のNavigoや日本のSuicaのように改札機部分にかざすだけで改札を通りぬけれる便利なカードです。

地下鉄・バス共通チケット、一枚券のみ購入するとその値段は1.9ユーロ!

2006年ごろは、一枚券の切符の値段が1.4ユーロくらいだったかなと思うのですが、

近年、公共交通機関の値上がり率が激しく…

どんどんどんどん、値上がり続けるパリの地下鉄チケット。

これがNavigo Liberté・Navigo Easyが導入される事でどのように変わるのか?

今現在あるNavigoと何がちがうのか?

調べてみましたよ。

パリ市内ならNavigo Liberté

定期的にパリに行くならNavigo Liberté

定期的にパリ市内をぶらついてるけど、Pass Navigoを購入せず、10枚つづりの回数券(カルネ)を利用している人。

そういった方にはNavigo Libertéがおススメ。

このNavigoで何が変わるのか?

  • 1,9ユーロのチケット値段がカルネ料金(回数券の1枚当たり)1,49ユーロで乗車可能!
  • 現段階では2枚チケットが必要なバス-メトロそしてトラム-メトロの乗継移動、これが1回分の料金(1,49ユーロ) で乗継可能になる!
  • 1週間、1か月だけなど通常より多く利用したい場合、定期料金としてカードが読み込んでくれる!
  • いちいち窓口に並ばなくていい!

利用方法は?

  • チャージ式ではなく銀行口座からの引き落とし式
  • 事前に口座番号(RIB)を登録する必要があり、登録が済めば翌月から利用可能。使った分だけ引き落とされる

ほぼメリットしかないNavigo Liberté、販売開始予定は2019年10月です。

追記 2019年11月13日からNavigo Liberté 開始されましたよ!(2019・11・15)

Navigo Liberté が利用可能

2019年11月13日から Navigo Liberté が利用可能になりました。

通常の地下鉄チケットのお値段が、一枚 1.9ユーロ もするんですが、

Navigo Liberté を利用すると回数券(カルネ)を購入した時の1枚あたりの料金( 1.49ユーロ )で利用できるので、大変お得になります。

ただこの Navigo Liberté のお得さが味わえる範囲は、パリ市内のみです。

RERでも使用する事が出来ますが、ZONE1(パリ市内)までしか使用できませんよ。

  • 地下鉄
  • RER(zone 1)
  • バス (夜間バス・長距離バスを除く)
  • トラム (Tram Express 11を除く)
  • モンマルトルのケーブルカー

RER⇔地下鉄の乗り継ぎはもちろん、通常のチケットでは2枚必要な、地下鉄(RERも)⇔バス、地下鉄 (RERも) ⇔トラムの乗り継ぎも、1時間半以内なら1枚料金で移動できます。

口座番号は事前に登録する必要がありますが、いちいち回数券を買う必要はなくなります。

使用した分だけ、毎月15日に引き落としになりますよ。

契約もとくにないし、いつでもキャンセルできるので作っておいた方がお得です。


パリ郊外⇔パリ市内の場合、今の所カルネ料金で利用できるようなお得なチケット料金の設定はないですが、

PassNavigoのように、1日・1週間・1か月など、全てのゾーン対応で利用できます。


▼ Navigo Liberté の申し込みはここから

※カードを入手するまで、自宅配送を希望する場合は、10日ほどかかります。
※すでにNavigoカードを持っている人は、顧客番号の入力が必要です。

https://www.jegeremacartenavigo.fr/souscription/navigoliberte/presentation

旅行者など一時的なNavigo Easy

外国人観光客や一時的にパリを訪れる人向けには、こちらの Navigo Easy がおすすめ。

利用方法は?

窓口で2ユーロのNavigoカードを買います。こちらはNavigo Libertéのように事前に口座登録をする必要はなく、必要に応じてチャージするだけ。

今までのように一枚券・回数券・navigo一日券・オルリーバス・ロワシーバス乗車券などをこのカードを通じで購入する事ができます。

特に有効期限などは定まっていません。

こちらは特にあまりメリットを感じませんが、2019年4月からの販売予定。

追記 2019年6月12日からNavigo Easyが販売開始されましたよ!(2019・6・12)

Navigo Easyが販売開始!

このカードは1人1枚必要です

例えば、家族4人で地下鉄に乗りたい時は、4枚のカードが必要なので、

カード4枚×2ユーロ=8ユーロを支払う事になります。

1日限定の乗り放題チケットも購入可

フェットドラミュージック(6月21日 ) の1日乗り放題チケット、26歳以下の週末乗り放題チケット、 antipollution(大気汚染が激しい時に利用可能になる乗り放題チケット)などもこのカードを通じて購入する事ができますよ!

パリとパリのごく近郊しか使えない

ただこの Navigo Easy は、パリとパリに極近な郊外までしか使えません。

例えば、ゾーン4のベルサイユ宮殿に向かうには、通常のチケット(切符)を買う必要があります


特にお得感もないけど、詳細はまだまだ不明ですが同時に1~30枚分のチケットを買うことができるそう。

カード式になるので、最初に2ユーロさえ払ってカードを手に入れれば、いちいちチケットを買う必要がなくなるといったところです。

2019年から変わる!新たな新制度

「 imagine R 」の払い戻し

パリ在住の幼・小学生、中・高校生の通学定期券「 imagine R 」 、

全額払い戻し、もしくは50パーセントの払い戻しを受ける事ができますよ!

2019年9月3日から払い戻し請求の申請が可能になりました。


詳しくはコチラ ▼【パリ市が応援!】通学定期券が全額払い戻し or 50%引き!

フランスでも遂に!スマホが使えるようになったよ!

フランスでも遂に!スマホをかざすだけで電車が乗れるようになったかなぁ…


詳しくはコチラ ▼パリの地下鉄切符がスマホで買える?「Vianavigo」が今だに未知すぎる件

まとめ

年間550,000,000枚発行されているメトロチケット。

使用済みのチケットは道端や駅構内に捨てられ、散乱しています。

資源節約にも役立つし、イル・ド・フランス在住者であればお得感満載のNavigo Liberté。

いちいち窓口に並んだり、切符を買ったりする手間が無くなりスマートに交通機関を使用する事が出来そうです。