【フランス観光】サンマロの城壁に囲まれた旧市街を散策する!

サン・マロの城壁に囲まれた旧市街を散策する!ブルターニュ
サン・マロの城壁に囲まれた旧市街を散策する!

▼「カンカルで牡蠣づくし!モン サン ミッシェル近場の人気スポット」からの続きです。

カンカルでおいしい海の幸を堪能した後は、ブルターニュの人気観光地サンマロ (Saint-Malo)へ!

かつてフランス最大の港町として栄えた小さな港町「サンマロ」はフランスでも大人気。人口45 719人(2015年調べ)の小さな町なんですが、バカンスシーズンや週末になると沢山の観光客で溢れかえります。

モン サン ミッシェルから車で1時間、カンカルから車で30分で着く場所にあるので、近くに来てみたら是非、サンマロへも足を運んでください。

中世の名残ある城壁「サンマロの要塞」の歴史

旧市街をぐるっと囲んでいるサンマロの城壁。一周、歩いて町や景色を見渡すことができる!

サンマロの名所といえば城壁 「サンマロの要塞 」です。

8つの門・3つの塔・3つの陣地からなるサンマロの城壁は、旧市街をぐるっと囲んでいる要塞なのですが、1886年に歴史的建造物に分類されたこの城壁の歴史は長く、1144年から築き始められました。

コルセール(※)によってサンマロの町は栄えた歴史があるので、その黄金時代に建てられたのかなと思ったのですが、実際にはずっとそれよりも前、12世紀に建てられていました。

  • 1661年の大火災
  • 1708年から1742年まで街の拡大を図る為に壁の3/4は取り壊され増築
  • 第二次世界大戦中の1944年8月にアメリカ軍の爆撃により壁の大半が破壊

など、サンマロの要塞は完全消滅の危機がいくつもありましたが、大門・ビィドゥワン塔(la tour Bidouane)付近の壁は15世紀のものが奇跡的に残っていて、今でも見る事ができます。

(※)コルセールとは?

敵船を攻撃する権限を与えられた人。民間人は襲わず、法のさだめるところによって攻撃・略奪などを行う事が認められているので、海賊とは区別されている。

実は高級リゾート地。サンマロの見どころ


▼サンマロ旧市街と付近の見どころマップ。アイコンのクリックでイメージが出てきます。

サンマロ城壁の上を歩くと壁に囲まれた趣のある旧市街はもちろんの事、正門前にはカラフルな帆船が停泊している小さな港町、そして反対側の海沿いにはLe Grand Be(グラン・べ島)と美しい海辺まで、サンマロの美しい風景をグルっと見渡すことができます。


▼天気の良い日のサンマロは格別!
城壁前の広場、右奥に見える楕円形のハイカラな建物がサンマロの観光案内所

天気の良い日のサンマロは気持ちが良い!


▼港に停泊している帆船。美術館となっている船や宿泊できる船もある。

港に停泊中の船を眺めてみる。


▼30毎に出発しているプチトラン(冬は休業)

3両のワゴンが市内を30分駆け巡る


▼旧市街を散策してみる

迷路好きな息子は大喜び


▼石畳がある旧市街には土産屋・ホテル・レストラン・大聖堂などがありますが、人も住んでいるし、公園もあります。

子供が一緒だと思うように旅が進まない


▼ブルターニュ名物のお菓子を実演販売しているお店。これでもかというくらいバターを練りこんでいる。

うるさいくらいに窓にへばりついてお菓子作りを見せてもらう

ブルターニュで一番のガレット屋さんがサンマロにある

おなかがすいたらブルターニュで一番との呼び声が高いガレット屋があるのでそこに行ってみましょう。

紅茶の専門店を兼ねたベルガモット(Bergamote)はサンマロで一押しのガレット・デザートを食べれるサロン・ド・テとしていつも多くのお客さんでにぎわっております。この店を理由にサンマロを訪れる人多し。

ガレット・オムレツ・サラダ・キッシュ・デザート・クレープのすべて、何を選んでも間違いのないこちらのお店。上品な盛り付けで見た目、味共に大満足するはずです。制服のギャルソンから受ける質の良いサービスに感動の人が続出!

トリップアドバイザーではエクセロン認定を受けた驚異の評価五つ星!ギャラリーで写真を見てもらえば、その人気の高さが伺い知れます。

▼イギリス風サロンドテなんだけどブルターニュ、ナンバーワンのクレープ・ガレットも食べれる「ベルガモット(Bergamote)」

営業時間は11:30から18:00まで、定休日は毎週水曜日です。

予約なしで行くと座れないので予約は必須ですが、15時くらいに再びトライすると空いている場合もありますよ!

サンマロの海辺へ散策

そしてサンマロには、フランスで最も美しい砂浜に入選するPlage du Sillon、そしてグラン・べ島(Le Grand Be)が見える海辺があります。

▼天気がよければ冬場でも海辺を散策人も多い。夏は人で溢れかえる


▼サンマロは干満の差が激しく、潮の満ち引きで変わる海辺の風景を楽しむことができますが、干潮時であれば、小島にたつ要塞まで歩いて渡る事ができます。

大木が刺さってるのもサンマロのお馴染み


▼海辺から見える、サンマロの城壁の反対側の景色も最高によい。

旧市街の反対側には高級住宅地や人気ホテルが並ぶ

時間があれば、反対岸のLa Cité d’Alethへも

時間があれば反対岸に渡ったLa Cité d’Alethへ。

この小さな半島からは海や旧市街地が一望でき、カフェやバー、公園、キャンピング場などもあるので散策におすすめの場所です。日中は城壁のある旧市街地とその近辺の散策へ、その後の夜景スポットとしても人気の場所です。

また博物館(Mémorial 39-45)があり、こちらでは第二次世界大戦中に残された戦争の爪痕や、戦時中この場所で何が起こったのか知る事ができます。

サンマロを拠点にクルーズ・フェリーを楽しむ

サンマロ港発のクルーズ船・フェリーが充実しているので、サンマロを拠点にいろんな場所を訪れる事ができます。

▼サンマロ港発のクルーズ船・フェリー、主な行先

  • Baie du corsaire(サン・マロ湾クルーズ)
  • Cap Fréhel – Fort Lalatte(カップ・フレエル岬、フォー・ララット城、サン・カスト・ル・ギド周遊クルーズ)
  • Baie de Cancale(カンカル湾クルーズ)
  • Dinan et la Rance(ディナンとランス川)
  • Saint-Malo < > Dinard(サン・マロとディナールの連絡船)
  • Îles Chausey(ショゼ島)
  • Île Cézembre(セザンブレ島)
  • Dinan et la Rance(ディナンとランス川)
  • Saint-Malo(サン・マロ周遊)
  • Dinard(ディナール)
  • Saint-Cast-Le-Guildo(サン・カスト・ル・ギド)
  • Cancale(カンカル)


▼サンマロからの日帰り旅を楽しむ「ランス川クルーズ、ディナンへ」

サン・マロのまとめ

フランス人に人気の観光地サンマロ。人口46,000にも満たないこの小さな街に夏の観光シーズンには200,000もの人々が訪れ、多くの人でにぎわいます。

城壁に囲まれた旧市街地と海辺、そしてLa Cité d’Alethへ。一日あればゆっくり訪れる事ができます。

そしてサンマロ港からは、「ガイド付きのの周遊クルーズ」「フェリー」が充実しているので、気になる場所があったら観光がてらのクルーズを試してみるのも良いです。

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