【農業大国フランス】消費者と生産者をつなぐAMAPとは?

消費者と生産者をつなぐAMAPとは? お役立ち情報
消費者と生産者をつなぐAMAPとは?
スポンサーリンク

食糧自給率が世界で見てもダントツ高い、農業大国フランス。

スーパーや市場に行けば、新鮮でおいしい食材が豊富にあり、手頃な値段で購入する事ができます。

スポンサーリンク

農業従事者を取り巻く環境は厳しい

amap

しかしその反面… 農業従事者を取り巻く環境はとても厳しく、

年間の平均収入は15,000ユーロ(la Mutualité sociale agricole調べ)

日本円にすると、およそ年/193万円(2018年8月7日 現在)月/16万前後になってしまいます。

例えば酪農家の場合、店頭で売っている牛乳1パック(1L)で得る収入は、6~8サンティーム(およそ10円未満)、店頭価格の10%以下が酪農家の取り分となり、広告業・業者に支払われる利益が莫大になります。

そして日本同様、後継者不足に悩んでいます…

スポンサーリンク

農業従事者支援会 AMAPとは?

そんな中、立ち上がったAMAP(Une association pour le maintien d’une agriculture paysanne)とは何でしょう?

AMAPとは、農家・農業従事者を支援する目的で、2001年に最初の支援会が発足しました。

AMAPは、ただ安くて新鮮な生産物を買うだけでなく、農業従事者が置かれている現状を理解し、自分たちで自国の農家を守るぞ!という強い意気込みで生産者と消費者を繋げています。

スポンサーリンク

AMAPの仕組み

モデルとなったのは日本の直売ですが、フランスでは少しシステムが変わってきます。

例えば日本の直売では、だれでも農産物を購入する事ができます。

しかしフランスの場合、購入したい人はまず申し込みが必要となり、自宅近くのAMAPを見つけ加入しなければ、このシステムを利用する事ができません。

AMAPはボランティアで運営されている窓口のようなもので、ここを通して同じ地域に住む生産者と購入者が知り合う事ができます。現在では至るところにAMAPが発足されていて、自宅近くには必ず一つは見つかります。

加入後、消費者と生産者が毎週もしくは隔週など、決められた日時に指定された広場などで落合い、生産者から生産物を直接購入する事ができます。

特にパリなどの大都市では申し込みが殺到していて、加入までに時間がかかる場合がああります。

AMAPで買えるもの

どのAMAPを選択するかで異なりますが、参加する農家が作る生産物は野菜・果物・穀物類・肉類・卵・乳製品(チーズも)・はちみつ・パン・花など。

パリ15区のAMAPの場合

例)とあるパリ15区のAMAP、野菜農家から購入する場合

1年契約制

初年度の会費 25ユーロ

次年度から 15ユーロ

  • 野菜とフルーツの盛り合わせ 11,3ユーロ
  • 野菜とフルーツの盛り合わせ+ビオの卵(6個入り)13,6ユーロ

受け取りは毎週火曜日 19時00分から21時00分

1年のうち、夏のバカンスを除く44週稼働

もし不在で商品を受け取りに行けない場合は、事前に連絡が必要。

消費者のメリット

  • 当日収穫した新鮮な野菜を買える
  • 一定価格で季節の野菜を食べれる
  • 生産者と直接会話する事ができる
  • 農家を支援する事ができる

生産者のメリット

  • 次期の収穫費用を事前に受け取る事が出来る
  • 市場に出すような商品の基準化がないので、破棄を抑えられる
  • 販売の際に無駄にする商品がない
  • 直接消費者に販売できるのでコミッションがなく経済的
スポンサーリンク

まとめ

同AMAP内にはいくつかの契約農家がいるので、それぞれの生産物を購入する事もできます。

また、購入には待ち合わせ場所が指定してあったり、配達してくれる場合もあったりと、各AMAPによって対応は違ってきます。

このシステムがあれば、農家が農産物など破棄することもなく、市場で必要なコミッションも発生しないので、結果的に新鮮なものがスーパーと同等の値段で買う事が出来ます!

自国の自給率を守る!農業従事者を支援する取り組みは、どの国にとっても最大の課題なのではないでしょうか。