【知ってた?】フランスのタクシーとVTCの違い。ストライキ中のVTCは料金3倍に!

ストライキ・デモ
【知ってた?】フフランスのタクシーとVTCの違い。ストライキ中のVTCは料金3倍に!

フランスに着いた時、空港に向かう時、何人かで移動する時など、タクシーを利用する人も多いと思います。

ピンポイントで目的地まで送ってくれるし、

小さいお子さん連れや、荷物が多い、深夜の利用など、タクシーは何かと重宝しますよね。


ただフランスの場合、空港や大きな駅を除いては、なかなかタクシーを見つける事ができないので、

事前に配車予約をする必要があります。

そんな時によく見かけるのが、TAXIやVTCという言葉。

  • 一般的なタクシー
  • VTC「 Voiture de Transport avec Chauffeur 」

日本の様に清潔で紳士的なタクシーとは程遠い「フランスのタクシー 」

そしてアプリで予約できて便利なVTC。

VTCの有名どころは「Uber」が世界的に知られています。 

この2つのタイプがあるんですが、どちらを選べばいいのか?

ちょっと分かりづらい…

そんな場合もあると思います。


今回は「フランスのタクシーとVTCの違いについて」

2つのサービスや制度の違いを知っておくと、使い分けが便利なりますので、

ぜひ参考にしてくださいね!

フランスのタクシーについて

赤いランプが点灯中のタクシー、お客さん乗ってます。

フランスではタクシーとVTCの対立が度々大きく取り上げられているのですが、

格段のサービスの良さ、便利さなどから、VTCを選ぶ人が多くなっています。

でもフランスのタクシーにもメリットがあるんです。

タクシーの運転手は、ライセンスを買い取って営業している場合がほとんどです。

このライセンス料金が鬼のように高額で、

パリの場合は平均で200,000ユーロ(約24,000,000円)

一番高いニースの場合は約300,000ユーロ(約36,000,000円)

と驚くほどの料金です。


VTCに押されがちなタクシーですが、

タクシーにしか許可されていないプラス面もあるんです。

予約なしでタクシーに乗れる

タクシーの標識がある「タクシー乗り場」

主要駅の近くや空港で見かける場合がおおいですよね。

例えば空港に到着したら、タクシー乗り場に行けばすぐにタクシーを捕まえる事ができます。

予定している飛行機が遅くなったり、入国審査や荷物を受け取るまでに時間がかかったとしても、慌てて運転手に連絡を取る必要はありません。

予約していなくても、タクシーの乗車ポイントを見つけられるので便利です。

こういったタクシーが待機できるスペースには、タクシーだけしか停まる事ができません。

タクシーの乗降りが便利な場所も

フランスの一般道路には、公共サービスの為に確保されたスペースがあります。

それと同様にタクシー専用に確保されている場所(emplacements réservé aux taxis )もあります。

こういった場所に焦らずに堂々と停まれるのもタクシーの強みです。

そういった立地的に優位な場所がれば、タクシーを利用して乗降りする事もできます。

一般車やライセンスのないVTCが、タクシー専用場所に停車してしまうと135ユーロの罰金を払わなければいけません。

タクシーはバス優先道路を走れる

高速道路や一般道にはバス専用道路がありますよね。

バスは専用道路を走れるので、 朝や夕方などのラッシュ時にでもスムーズに進む事ができるのですが、

ライセンスのあるタクシーなら、このバス専用道路を走る事ができます。

なのでかなり急ぐ時、その通り道にバス専用道路があれば、タクシーでスイスイと走る事ができます。

たとえば高速道路で不意なアクシデントがあり大渋滞している時でも、タクシーはバス専用道路を走る事ができるので、渋滞に巻き込まれる必要はないんです。

空港からは一定料金なので安心

タクシーの1キロ当たりの料金は、毎年国が決めているので安心なんですが、

空港からパリなど、空港線でタクシーを利用する場合は、

一定料金で金額が決まってるので、すごく安心です。

許容範囲の荷物・動物の有り無し・車いすでの援助が必要な場合など、

そういった場合も追加料金なしで乗れます。

パリの右岸⇔空港 50ユーロ(2019年)

パリの左岸⇔空港 55ユーロ (2019年)


こちらが便利! ▼キロ当たりの走行料金、空港の一定額料金、ベルサイユ・ラデフォンス・ディズニーランド・オルリー空港・シャルルドゴール空港までのタクシー料金の目安


その他にも、パリの一般車両規制の日は、タクシーは利用できるので結構便利です。

フランスのタクシーとVTCの違い

ここからはフランスのタクシーとVTCについての違いを語りたいとおもいます。

タクシー代、VTCの料金について

タクシー代 (パリ)

タクシーの料金は毎年国が決めているし、空港までの料金は一定料金で安心とお伝えしました。

ただこのキロメートルあたりの、料金は年々上昇しています。

2019年のパリの場合、

最低料金(初乗り料金)は7,1 ユーロ。

料金体系はA・B・Ⅽの3料金制度になっています。

A料金 1,07ユーロ /㎞ 【パリ市内】
月~土 10:00~17:00
B料金 1,35ユーロ /㎞【パリ市内】
月~土 17:00~10:00
日曜日 7:00~24:00
祝日 終日
【パリ近郊の3県 92・93・94】
月~土 7:00~19:00
Ⅽ料金 1,60ユーロ /㎞ 【パリ市内】
日曜日 00:00~7:00
【パリ近郊の3県 92・93・94】
B料金以外の時間
【パリ近郊の4県 77・78・91・95】
前日

VTCの料金 (パリ)

VTCの料金はちょっと複雑です。

アプリによって料金体系がちがいますよ。

特に国によって定められていないので、各社によって値段がぜんぜん違ってきます。

VTCの㎞あたりの料金
アプリ手数料1kmにつき1分につき
Allocab Berline1,60 €1,15 €0,35 €
Kapten Eco1,10 €1,10 €0,28 €
Heetch1,50 €1,00 €0,15 €
Marcel Berline1,50 €1,10 €0,32 €
Mini Le Cab1,20 €1,05 €0,30 €
SnapCar Classic2,00 €0,90 €0,40 €
Bolt1,20 €1,10 €0,25 €
Uber X1,20 €1,05 €0,30 €
【引用元】Prix Uber 2019 : tarifs à Paris, Lyon et vers l’aéroport
VTC空港までの料金

VTCを利用して空港まで行くとき、一定料金の設定がある場合とない場合がありますよ。

タクシーより安いものもありますが、高いものももちろんあります。
アプリによって値段が全然ちがいますよ。
下の表で一定料金が無い場合は上のキロ当たりの走行料金を参照してください。

タクシーの運転手さんがUberに登録して、そこからお客さんを探している場合など、けっこういろいろです。

だいたいUberの15パーセント増しのVTCを選べば高級度が高くなります。


シャルルドゴール空港(CDG)オルリー空港 (ORY)
Allocab48,00 €37,00 €
Kapten一定料金設定なし一定料金設定なし
Le Cab47,99 €36,99 €
Marcel47,20 € (12時間前以上の予約で若干割引あり)35,90 € (12時間前以上の予約で若干割引あり)
Snapcar49,00 €34 € (パリの北から) ou 29 € (パリの南から)
Uber一定料金設定なし一定料金設定なし
Heetch一定料金設定なし一定料金設定なし
タクシーパリの右岸50€ 左岸55€パリの右岸35€ 左岸30€
【引用元】Prix Uber 2019 : tarifs à Paris, Lyon et vers l’aéroport


その他の地域については、こちらをご覧ください。
↓↓
参考サイト : https://www.journaldunet.fr/patrimoine/guide-des-finances-personnelles/1209180-prix-uber-2019/

タクシーとVTC、サービスの違い

その他のタクシーとVTCの違い、

料金以外にはサービス内容が全然違います。

タクシーVTC
清潔感タクシーによる
wifi×
ペットボトルの水×
事前予約◎要手数料△会社によって
サービスの質気さく
運転手さんの身なり私服スーツ

特にサービスの質はVTC運転手の方が上です。

顧客サービスの向上を図る為、実践の研修を皆受けています。

そして車の清潔さや、身なりも良いし、ネットも使えます。

依頼したいサービスもあれば受け付けてくれるし、お迎え用のプレート(有料の場合もあり)持って探しにきてくれるので、観光客の方にも人気です。


フランスではないけれど、チャイルドシートとおもちゃを準備してくれたUberのドライバー

出発の○○分前までにキャンセルすれば、キャンセル料もかからない場合もあるので、フランスではVTCが人気です。


一方のタクシーの運転手さんは、

フランスの映画「タクシー 」 見た方多いかと思いますが、

私は主役のダニエルっぽい感じのタクシー運転手さんによく遭遇します。(かっ飛ばしませんが(笑))

でも今まで乗ったタクシーは綺麗だったし、運転手さんもフランクな人は多かったです。

フランス人と言うよりも外国人の人が多い印象を受けます。

予約方法と予約金、その他の追加料金について

VTCの場合は、上のVTCの料金表に書いたアプリを検索してをダウンロードするか、

サイトから予約できます。

タクシーも会社によってはアプリ「G7など」もあるし、電話でも予約できます。


一つ注意して欲しいのは、フランスのタクシーは事前予約すると有料です。

どこの地域のタクシーを利用するかによって事前予約のお値段は違いますが、

パリの場合、事前予約は7ユーロ、すぐに配車をお願いしたい時にかかる料金は4ユーロです。

その他にかかる料金は、5人目から1人につき4ユーロの追加料金を払います。

手荷物には料金がかからないんですが、あんまり量が多いと断られる事もあります。

※大きな荷物が3つ以上ある場合は、一つの荷物につき2ユーロくらいのチップを渡した方がいいと思います。

VTCの場合、一般的に予約は無料ですが、たまに有料の場合もああります。

オプション料金の設定になるサービスもあるので要確認です。

支払い方法について

アプリで予約する時はカード払いになりますが、

タクシーの場合、現金払いかカード払いが可能です。

小切手は断られる場合もあります。

VTCに乗る時の注意、繁忙期・ストライキ中には要注意

サービスも車も清潔で、運転手がジェントルマンなVTCですが、

一つだけ必ず注意して欲しい事があります。

それは予約前に必ず料金を確認する事。

上の表では一般的なお値段を紹介していますが、

バカンス前やバカンス中の繁忙期は、何気なく料金の上乗せがあるので要注意です。

通常料金の1,5倍などざらにあります。

各サイトでは予約しなくても、目的地までの料金を簡単に調べる事ができるので、目安を知る事ができます。

そして一番注意して欲しい時期は、公共交通機関のストライキ中です。

下のツイートは、2019年9月13日のパリを東から西へと移動した時のお値段。

この日は大規模なストライキで地下鉄の10線が閉鎖。

RER・トラム・バスなどにもかなりの影響が出た日です。


通常だったら33,65ユーロで行けるところが、この日は100,95ユーロになってます。

大規模なストライキ中は、通常料金の3倍の値段がついてしまってます。


そしてこちらの方も同様のツイート

大規模ストライキ中に発行された、「 Kapten 」の先着2000名のプロモーション「RATP4」をゲットしたものはいいもの…

通常25ユーロで行けるところを、3倍以上の割り増し料金が付いてしまってます。

結果的に100ユーロ以上に…

Uberなどの他のVTCも通常価格より3倍近く値がついてます。


こういったイレギュラーな時にはタクシーが確実です。



参考サイト :
https://www.paris.fr/pages/taxis-51
https://www.chauffeurlyon.com/quelle-difference-entre-taxi-et-chauffeur-vtc/
https://www.service-public.fr/professionnels-entreprises/vosdroits/F22127
https://www.parisaeroport.fr/docs/default-source/passager-fichiers/acces/taxi/forfaits-taxis-cdg.pdf?sfvrsn=7c9317bd_2
https://www.nouvelobs.com/economie/20190913.OBS18396/en-pleine-greve-de-la-ratp-le-prix-des-vtc-explose.html