ネットショッピングって便利ですよね。私は通販サイトを利用したり、ネットで注文をする事が多いのですが、
呪われているんでないか…と思うくらいトラブルが頻発してます。
我が家は輸入代行サービスをやっているわけでもなく、一個人としてネットショッピングをしているだけなのに、フランス人でも驚くような事が立て続けに起こっていて、自分でもビックリしています。
フランスで郵便・通販トラブルや配送トラブルが起こってしまうと、ものすごく店側の対応も悪いので、問い合わせするだけでも無駄にストレスがかかります。
フランスの郵便・通販・配送トラブルと各社の対応
家にいたのに呼び鈴も押さず「不在通知」を置いていく配送会社。これくらいの事、フランスでは日常茶飯事なのでもう慣れてしまいましたが、
我が家に起こるトラブルは無駄に酷い場合が多い為、近所の人に話すとビックリされる事があります。
なので、呆れ度合が高い順番に、この1年間に我が家で起こったトラブルと各社の対応をまとめました。
荷物をゴミ箱の中に入れられる
風に飛ばされたりイタズラで抜きとられる事もあるので、普通ならば不在通知は郵便受けに入れるものですが、単純に配達員がアホだったのでしょう。
家に着くと玄関ドアに一枚の不在通知が挟まれていました。
しかし挟まれていたものは不在通知ではなく配達員からのメッセージで…
▼名前の所に「Regardez dans(~を見てください)」、時間を記入する所に「LA POUBELLE(ゴミ箱)」、追跡番号に「MERCI!」と記入した配達員はもれなくアホ。
一瞬なんなのか意味が分からず戸惑いましたが
「もしかして…ゴミ箱の中に荷物置いてね?」
とゴミ箱の中除いてみるとアマゾンで注文したものが入ってました。。
▼この日は水曜日。通常ならば燃えないゴミの回収日だったが、不幸中の幸いか回収後だったので捨てられずに難を逃れた。実際の商品がゴミ箱に投入されている様子をクレーム用に写真を撮る。
▼驚くべき事にアマゾンの購入画面には「受け取りサインがゴミ箱」になっていた。
あまりの事に旦那が@AmazonHelpと画像をつけてツイッターに投稿。1時間後にアマゾンヘルプから連絡があり事情を説明して5ユーロもらいました。(笑) アマゾン物流への呆れ度合は100%でしたがアマゾンヘルプのクレーム対応は素早かったです。
やはり担当の方も相当酷いと思うのか「大変申し訳ありませんでした」と、フランスでは聞きなれない言葉で謝罪をしていたし、
「今後このような事を未然に防ぐために配送部門へ報告をしました。」と同日内に連絡をいただいたので、このクレームが今後のサービス向上に繋がったかも…と思うようにしました。
ちなみにアマゾンでは注文した商品に不良品・ミスがあった場合などは、対象商品を郵便受けに入れておけば回収にきてくれるサービス(日本では当たり前だけどフランスでは珍しい)もしているし、返金もスムーズなので、購入する側としては安心です。
ゴミ箱の裏に荷物を隠される
我が家ではもう一件ゴミ箱が絡みの配送トラブルがありますが、日本から母親が送ってくれた貴重な小包をゴミ箱の後ろに隠した不届きな配達員もいました。
日本からEMSを利用して荷物をフランスに送ると、「Chronopost(クロノポスト)」という郵便局の子会社が配送を担当してますが、
ハッキリ言って、クロノポストの配送担当者に良いイメージがありません。
▼ただ先ほどのアマゾンとは状況は少しだけ違っていて、私が不在していたので一応電話で連絡はもらっていました。
(配達員)いまどこですか?
家に帰っている途中です。
5分以内に着きます!
(配達員)早く帰ってきてください!
とこんな感じで連絡は受けていたので、猛ダッシュ3分で家についてみたら配達員は家におらず、その代わりに紙が玄関ドアに挟んでありました…
そしたらその紙には、
「荷物はゴミ箱の後ろに隠しています」
と書いてあり、燃える用のゴミ箱の後ろに母の愛が詰まった小包を見つけました。
一応直ぐに帰ってくるから大丈夫だと思ったのでしょうが、何だか非常にガックリとした記憶があります。
通りに面した出窓に荷物を置いていく
そして「印象が悪いクロノポスト」×「母親からの小包」でもう一件。
多分これが配送トラブル連鎖の始まりだったような気がしますが、
日本から送ってくれた大事な小包を家の出窓に置いて、配達を完了させた輩もおりました。
その時までは配送のトラブルが一切なく、写真をとってクレームをつける習慣が身についてなかった為、証拠写真はありませんが、
配達員は母が送ってくれた小包を出窓の所に置き雨戸を閉めて去っていました。
ただ雨戸と言っても日本の様に引き戸ではなく、開き戸タイプの雨戸なので、内側からカギをかけなければ、風が吹けば簡単に雨戸は開いてしまいます。
確かに家は袋小路にある家ですが、芝生と歩道をはさんだ向こうには大通りがあるので通行人から丸見えの所にあります。
そんな場所に国際エクスプレスを使った貴重な箱を置いていく無神経さ。
こういったあり得ない配達員が多いのもクロノポストです。
注文と全く違う品が届くもサービスセンターに連絡がつかない
これは最近の例ですが、注文した商品と全く違うものが届いたことがあったので、何度もカスタマーサービスに連絡するけど、返事がもらえない事がありました。
例えば6歳と9歳用の男子の子供服を注文したのに、届いた品は3~4歳の女の子用。
▼ネットショッピングを利用したトラブル。とても対応が悪かった会社。
このトラブルがあったのは移動制限全解除日だったので、大概の店は営業はしていました。
もちろんこの大手子供服メーカー「OKAIDI」だってそうなのに、カスタマーサービスに電話に掛けると留守番電話メッセージで「コロナの影響で電話は繋がりません」って言っています。
おかしいよね、あんだけ大企業なのに誰も対応しないなんて…
念の為、購入後のページから直メールを送信したけれども3日たっても連絡はこない…
メールの返信くらいしろや!
って思いますよね。
▼なんでもう一度催促メールを送る(実際に送ったメール)
このメール以外にも、ちょくちょくカスタマーサービスへ直電を入れるけどずっと留守電のまま。
「複数メール」と「電話」をしても連絡が来ないので5日後に抗議のお手紙を送り、8日後にようやく返信を受け取りました。
しかも郵送で送り返すか、近くの店に行って返品するの2択を言われたので、間違いが無いように店舗に持っていくと、店舗の店員さんとカスタマーサービスが揉めているようで、上手く連携が取れていない印象でした。
一応、8ユーロ分の割引は頂きましたが、OKAIDIは、今までで一番レスポンスが遅く、クレームの対応が悪かった会社です。
抗議の手紙を「書留」で送ったら、誤配送で我が家に届く
ちなみにOKAIDIに抗議の手紙を送った時にも配送ミスがあって…
郵便局で「書留」でおくったはずの手紙が我が家に届き、自分の家に自分が書いた抗議文が届くという何とも情けない事が起こりました。
▼フランスそのものに嫌気がさした瞬間。
注文が勝手にキャンセルになり、注文番号も消える
そしてOKAIDIと同じグループ会社なだけあって「Oxybul」も対応が最悪です。
ここはサイトのシステム上に問題があるのですが、働いている人誰もがそのことを把握していません。
無害ですが非常にややこしい事が起こり、カスタマーサービスと商品の受け取りを希望していた店舗でたらい回しされました。
客を惑わせるという点においてOxybulが一番悪質だったような気がします。
▼2019年12月14日、確かにネットで商品を注文した。右上の緑枠には注文番号も書いてある。
上は、購入した後の画面。注文画面では、「2時間で商品をピックアップ出来る」と書いてあったし、「受け取り予定店舗の在庫有り」になっていたからこそ注文する事ができた。
▼購入した商品は全部で6点
▼そして注文から35分後、突然「キャンセル通知」を受け取る
そしてなぜかキャンセルメールをもらってしまった…
不思議に思い、サイトを再確認しても在庫アリになっている…
おかしい…
実は注文していたのはクリスマスプレゼント用で必要だったし、カード番号も登録済みになっているので、全部がキャンセルになってしまったのか、一部はまだ購入可能なのか確かめる事にしました。
2日後、早速店舗に行って売り場をみたけれど、注文した商品はすべて揃っている…
受け取り予定店舗であった店員に聞いてみるけれど、
(店舗の店員)あなたの注文番号なんてありませんよ!
と、予想外の衝撃な事を言われてしまった。
しかし、証拠画面を見せて欲しかった商品を見せると、店員はすべて揃っているという…
履歴がないので、全部の商品がキャンセルされたのか、一部だけがキャンセルか分からないけれど、履歴が無いから店舗では分からない。「カスタマーサービスに要連絡」と言われ、ここからたらい回しが始まります。
じゃ全部キャンセルでいいから、もしかして後から送ってこないか?カードの情報キャンセルしてくれるか、カスタマーサービスに頼んでみるけど、
(カスタマーサービス)注文番号が無いから分からないけど、多分全部キャンセルになっている。店舗に在庫がないからキャンセルになっている。店舗側にきてみて。
と曖昧な事を言い出す。
カスタマーサービスでも分からないそうなので、もし私の名前で何かがあった場合はキャンセルしてくれるように店舗の人に頼むことにしました。
店がカスタマーサービスに連絡するとか、そういった優しさなんて皆無だったし、普通で考えるならばセール値で購入できたものだったので、セール値で再購入できないか聞いてみたけど、
(店舗の店員)注文の履歴が無いからセール値では買えません。
と、何とも酷い結果になり、
もう絶対、oxybulで買い物しない。と覚悟を決めました。
「郵便受けに配送済み」詐欺
あと我が家に多いのは、配達員が違う住所に配送しており荷物が一時紛失している場合です。
郵便受けに配送済みと通知は来たけど、実際には何もない入っていないパターンがつい3日前に起こりました。
▼3日前に届いた「郵便受けに荷物届きましたよメール」
ちなみに「colissimo(コリッシモ)」も郵便局系列ですが、
ここ1年間で配達ミスが原因で郵便物が届かなかったのは、これを含めて3回目です。
一般的な郵便物は追跡サービスが無いので、受け取った方が親切な方でない限り、戻ってくる保証もありませんし、郵便物が紛失している事さえ知る事ができません。
1度目は銀行からのお手紙、2度目は定期的に検査している結果のお知らせ、3度目は今回の小包と、大事なものも含まれていましたが、幸運にも近くに住まれている方が家まで持ってきてくださり、荷物を無事に見つける事ができました。
ただ小包の様にネットショッピングで購入したものは、コリッシモで送られてきたので、配送番号をコリッシモのサイトで調べたら、
自宅に配送済みの状態になっていて、そこからトラブルを問い合わせるには商品到着の状態になってから「48時間後」でないと答えれないと書いてありました。なぜだか分かりませんが、一定時間置かないと返答が出来ないそうです。
なので購入先の店舗に連絡してみると、7日間は待ってくださいと言われました。
もし7日後に荷物が届かなかった場合、再度連絡をすれば注文した品を再発送(YVES ROCHERの場合)するようで、コリッシモには期待していなさそうでした。
結局、親切な方が届けてくれたのでコリッシモに問い合わせすることはなくなったけれども、誤配送から3日目、郵便局の問い合わせページを念の為確認したら、
▼まさかの404エラーになっていました。(郵便局のサイト)
おわりに
ネットショッピングや配送について何かしらのトラブルがあった場合、問い合わせ先によっては、かなり厄介で時間がかかることが多いフランスの郵便事情ですが、
連絡してもすぐに繋がるわけでもないし、担当者が迅速に調べてくれて、テキパキと対応してくれるわけではないので、待っている間、モンモンとするものがあります。
我が家の場合、覚えているだけで1年間に9件のトラブルがあったのですが、
隣人はしょっちゅうネットで買い物しているのに、一度だけしかトラブルに遭った事が無いようです。
相当、運が悪いのだろうと思いますが、
もし私が日本に住んでいれば、経験しなくてもよい苦労なのではないかと感じます。
老後はやっぱり日本やな。
と郵便事情を通じて思ってしまいました。