生まれた我が子は寝てくれず、何をしても一日中泣きっぱなしで買い物に行けない…
親しい人もいない慣れない土地で子育てをしている。
親が遠く離れた場所に住んでいて、簡単に頼れない…
旦那は朝早く夜も遅いので頼れない…
パートナーとの子育て方針の違い…
常に孤独のワンオペ育児で、 さらに海外で子育てしている。
育児で自由が無くなってしまった今、余計に孤独を感じたり、ストレスが大きくのしかかったり、【子育てがしんどい 】と思っている人は、私だけではないはずです。
初めてこのサイトのこのページを訪れた方、
育児に悩んでいて、ここにたどり着いた方がほとんどだと思います。
この記事を書いている私は、海外(フランス ) 在住ですが、子供が赤ちゃん時代だった頃、まさにそんな感じでした。
毎日毎日、大変な部類に入る男子2人の子育てをしていると、イライラの沸点地がかなり低い所にあるので、ヒステリック気味になりやすく…
こんな状況ではイカンと我に返る時がありますが、頼れる人もいないので、いかに自分のストレスや疲れを軽減できるか、試行錯誤しながら子育てしている真っ最中。
今日は子育てについて、今までに実践してきて良かったこと、気付けてよかった事をメモっています。
あくまでも私自身がやってきて良かった方法ですが、もし参考になれば嬉しいです。
育児疲れ・イライラを無くす方法
悪い事をしたら怒る、けれども普段は子供を理解する優しいママ。
これが理想なのですが、ママが疲れていて極度のストレスが溜まっていると、なかなかそうはいきませんよね。
子育てうんぬんかんぬんよりも、まずはママ(自分)の精神状態をリラックスに近い状態にする事が先決です。
頑張りすぎない。
この一言をモットーに育児しています。
なるべく働く、子育ては育児のプロに任せる
ワンオペ育児の脱却。一番良い方法は、なるべく働くです。
特に人付き合いが苦手なママさんに一番おすすめな方法は「働く」事です。
働く事によって、幼稚園でのママ友付き合いが無くなりますし、保育園に通う事で2歳くらいの子供でも、靴や簡単な衣類を一人で着脱することがサラッとできるようになります。
これは、保育士さんたちの手厚い指導のおかげでもありますが、幼い子供ながらに周りの子供を観察しているので、お友達が大好きな保育士さんから褒められるのを見ると「自分も出来るようになりたい!」「やりたい」という欲望が芽生え、結果的に「出来る」事に繋がっていくのです。
子供は小さい頃から、友達との関わりで社会性をはぐくみ、規則正しいリズムと遊びを通して、これから迫りくる学童期への土台を築くことが大事なんですが、そう考えると保育園は理想の場所なのです。
ワンオペでお母さんが一人で頑張って精神的なストレスを抱えるよりも、外に出て働いたほうがすっごい楽。経済的にも自立できるし、顔が引き締まった表情になるし、お母さんが働く事で旦那も家事を手伝い、子供も伸び伸びと遊べます。
いつも一緒にいるとイライラしがちな子供に対しても、働くいていて会えなかった分、優しいママになる事ができるのです。
海外任務中のご主人に同行されている方など、ビザの問題で働くのは難しいかもしれませんが、その場合でも何かしらのアクティビティを習慣付けて、外の世界と接点を持ってみるのもいいかもしれません。
現地の語学学校や興味ある分野の学校に1年単位で申し込みしてください。
学生書や領収書を見せると、一時預かり保育だったり、託児所だったり、空きがある場合は保育園に通う許可が下りる場合があります。
市役所などの管轄している所に相談に行けば、申請が許可され、働くママ同様に週5日の預かり保育も夢ではないのです。
家事は手を抜いて、外の空気を吸う
どうしても働くのが難しい。そういった場合でも、専業だからといってすべての事を完璧にこなさなくてもいいのです。
こどもの激しい夜泣きや「ママ~」攻撃はとっても疲れるもの。
子供がトイレまでついてくる…
時間が経つのが「アッ!」という間で、やるべき事が沢山残っている…
自分の思うように物事が進まなくなり困惑する事は多くのママさんが経験済みです。
子育てをしていると家事が進まない事ってありますよね。
私も以前は家事がはかどらないイライラがありましたが、
「掃除とかどうでもいいやん、赤ちゃん優先やろ」という友人の一言に救われ、 手抜きを実践してみたら時間にゆとりができて大分楽になった経験があります。
優先順位をつけてみるのもいいかもしれません。
私の場合ですが、雨の日以外、日に2度の公園遊びや散歩を欠かさない事が先決でした。正直に言うと産後のダイエットも兼ねていました。
もし寄った公園で仲良く遊べるお友達がいれば、時間を気にせず相手が帰るまでずっと遊ばせている事もあったし、その時期に顔見知りになったママ友とお話などして過ごして割と楽しかったです。
こればかりを優先にしていたので、家事は手抜き状態になるのですが、
洗濯は溜まった時に洗う。
買い物は散歩ついでに済ます。
平日の夕飯はシンプルに。
離乳食は全部手作りではなく、ピカールの野菜のピュレや市販の果物のピュレなどを使ったりして楽していました。
四つん這いでハイハイして疲れると、なぜか床に顔をスリスリしながらペロペロする子だったので、居間の床だけは毎日手で拭いていましたが、トイレやお風呂の掃除は週2回だけに限定。
ママが掃除している間、機嫌よく待ってくれる子もいますが、我が家の場合は泣きっぱなしだったので、ある程度簡潔に終わらしたら、なるべく外遊びをさせる→(子供)疲れて爆睡する→母も寝る。
こういった日常を繰り返すと睡眠不足やストレスからくる疲れが無くなり、母子ともにウィンウィンです。
子預かりサービスは出来るだけ使う
子の預かりサービスは出来るだけ利用させてもらいました。
託児所などが例えですが、
フランスの場合、働いていないママ・外国人のママの子供でも、通わせることの出来る保育園兼託児所「Garderie(ギャルドリ)」があります。
住んでいる地域によって週に何時間預かってくれるか?利用料金は世帯収入によって変わりますが、低価格で利用できるのでおすすめです。
予約方法やサービスの内容(ごはん付き・無し、おむつ持参・持参無し)なども違いますが、託児所に行ってくれればプレのような役割も果たしてくれるし、他の子供達とちょことづつ関わり合える練習ができるし、ママにも自由な時間が出来るし、子供にもママにも有意義な時間ができます。
私はこの時間を利用して、またもや夜の寝不足分を補っていました^^
人は睡眠時間が無くなるとイライラしやすくなるんですが、これで大分解決できた気がします。
託児所を利用してみた感じ、外国人のママのが物凄く多くて、園長さんが親身にいろいろと手伝ってくださる方でとっても過ごしやすかったです。
無理に他の子供と遊ばせようとしない
子供が歩き出すようになると、誰かほかの子供と遊ばせてあげたい!
と思うかもしれません。
一人でかわいそうだな、お友達を作ってあげたいなと思って、子供が多い公園に連れて行った時期もありますが、それが逆効果だったようで、順番待ちが出来なかったり、思いっきり遊具で遊べなかったり、他の子供とトラブルがあったりと、いろんなハプニングもありました。
ただそうなると、常に子供を監視するようになって余計に疲れてしまうので、人の少ない時間帯を狙って遊ばせるのもおすすめです。すると、公園トラブルが少なくなり快適に過ごせることができます!(フランスの場合、16時以降の公園は一気に人が増えます )
特に午前中は人もいなく、好きな遊具を好きなだけ占領でき思いっきり遊ぶこともできます。十分に遊具で遊んだ後は、黙々と一人遊びに移行するので、他の小さな子がつられて横で遊ぶという理想の遊び方の構図がいつの間にか出来上がっていました。
こうすると、いちいち親が関わる必要もなく、子供だけの世界で楽しく過ごすことができます。
また年齢によっては、他の子供と平行遊びで終わったり、一人遊びやママとの遊びが大好きな子もいます。
無理に他の子と遊ばせようとせず、ママも子供の時間を大切に過ごすと穏やかに過ごすことができます。
親同士の付き合いは焦らず、最低でも挨拶だけはしとく
子供が3歳を迎える年になると、保育園・幼稚園に入学すると思います。
フランスでもそうですが、近所同士、また母親同士が仲が良い子供同士が固まる傾向があるので、一歩出遅れたような気分になりますよね。
我が家の場合も、校区外から通っているので焦りもあったのですが、よく周りを見てみると、自分以外もボッチの親御さんが半数くらいいる事に気が付きました。
グループになってフランス語で笑いを飛ばせるほど上手くもないので、なかなか子供の友達の親御さんと会話する機会もないのですが、
「 1人ぽつんの人は他にもいます 」
ただ、とりあえず「挨拶」だけは、最低でも心がけた方がいいです。
時間はかかるかもですが、ボチボチ話かけられるようになってきて、自然と親しい関係になったりするので、焦りは禁物です。
海外の子育て論に惑わされない
海外在住者の子育て。
一番苦労するのはパートナーやその国の子育て方針の違いだと思います。
赤ちゃんのうちから一人で寝る
親は子供と添い寝するのか、しないのか…
これが原因でケンカしているところも多いんではないでしょうか?
早い所では生後1か月から一人寝のトレーニングを始めますが、
「 泣かせておけばそのうち一人で寝れるようになる 」のがトレーニングです。
生後半年過ぎれは、夜中のミルクも必要なくなるので、
「夜中に起きても探しにいかない」
赤ちゃんが泣く度にその都度パイをあげてたらパイがないと寝れなくなります。
ちょくちょく起きる癖がついてしまうので、いちいち相手にしないのです。
すると、 泣いても無駄だと赤ちゃんなりに学習し、赤ちゃん時代から1人で寝る事が出来るようになるのですが…
母親は、まだ幼い子供が「ママ~」と叫びながら泣き叫ぶ間が辛いこと辛いこと。
確かに働いているママも多いので、子供がぐっすり寝てくれると楽です。
しかし、もちろん暗闇が怖い子もいます。
ものすごく怖がりの子であったり、過敏な子供は、トレーニング後も泣き方がひどいので、ちょくちょく起きたりします。
添い寝をすると、子供が自立しないのか?
そんな事いったら、日本人の子供はみんな自立していない事になるんじゃないか?
例え夜中に起きたとしても、親が横にいれば安心感を与える事ができます。
親と一緒に寝る事で子供は安心感を得る事ができる、「添い寝」こそ子供側に大きなメリットがあると思い、子供が年中さん終わりころになるまでフランスでも添い寝を続けていました。
ただフランスに住んでいて、この話をすると驚かれ、中には頭ごなしに批判するお医者さんもいらっしゃいます。
義理の家族、小児科の先生、託児所の園長先生、幼稚園の先生にうっかり話してしまうと論される事もあるので、
なにか聞かれた時は、「子供は赤ちゃんの時から1人でぐっすり寝ている 」「 おっぱいも生後半年で止めてミルク飲んでいる 」 と嘘をついて過ごしています。
自分のお子さんがどういったタイプの子か見極めるのはお母さんなので、いちいち他人に論されたくないし、幼いころに安心感を与え育てる事で、心おきなく巣立っていくことができると思っています。
ちなみに5歳まで添い寝をした長男ですが、なかなか優しい自立心のある子供に育っています。
誰に何を言われても、子供の特性を理解しているのは親です。
自分の子育て方針は曲げなくていいと思います。
旦那なしで里帰りする
月に一度、夜はお友達と食事に出かけてリフレッシュしていますが、
最大のエッセンスは、旦那抜きの里帰りです。
年に一度の夏休みに日本の実家に帰りますが、
我が家の場合、夏休みの過ごし方は夫婦別々です。
この期間は、お互いが独身時代に戻ったかのように生き返ります。
これがあるからこそ、翌年まで頑張れる気がするんです(笑)
周りのお友達もそうですが、里帰り直後の人の顔は活き活きしています。
いい年の大人が長期実家に滞在できるなんて、恵まれている以外の他なにもありません。
でも今のうちに甘えさせてもらっていますが、たまにフランス人のご主人をお持ちの方で、日本での飲み会に旦那も一緒に連れていく人がいるんですが、個人的にあれは無しだろうと思っています。
年に一度くらいしか会えない久々の友との集まりに、日本語が話せない旦那を連れて行くと、話せる内容が限定されてしまうし、いちいち訳さなければいけないし、友達にも気を使わせてしまいます。
そして旦那がいると、楽しさが一気に半減してしまいます。
旦那ぬきの里帰りはおススメです。
どんな上品なママもお家では違う
フランス人のママで、決してカッとならずよくよく子供に説明している人がいます。
とても上品なママさんで、待ち時間の間は子供に絵本の読み聞かせをしてあげたり、感想を聞いて言葉の引き出しをくすぐってあげたり。
例えば子供の意見に「ノン」と言わずに「それは良いアイディアじゃないね」とか言葉の選び方が上手いのです。
私もあんなママになりたいな、どんな時もカッとならず、上手く子供に伝わるようにできればいいなと遠目でみていました。
ちなみにその人の装いはいつも、膝丈のスカートにアンサンブルのニットとフラットのパンプスで、とてもお上品です。
でもある時、少し遠めの駐車場のスペースに車を止め、シートを倒して寝ていると、
ものすごい勢いで一台の車が横にとまり、車内から怒鳴り声が聞こえてきました。
なんだか子供を怒鳴っているようで、たまらずチラッと覗いて見たら、あのいつもは上品なママだったのです。
怒鳴り散らかす姿が想像できないひとだったので、物凄くギャップを感じたのですが、
やっぱりそうよね、子育てって一筋縄ではいかないよねと納得してしまい、
誰にでも切れる瞬間がある、と。
そこから妙に安心してしまいました。
会うと疲れる義理家族だった場合…最初っから期待しない
自分の実家は遠いけど、義理家族が目と鼻の先に住んでいる。しかしよく理解しあえていない…この状況に近い方は沢山いらっしゃると思います。
ちなみにですが、
- 約束の時間に来ない・いない。
- 子供を預かる約束を前日にドタキャンする。
- (義理両親は)都合のいい時に我が家に来るが、義理実家に行くときは指定された時間厳守。
- 疲れているのに我が家にきたがる。しかも呼んでいない人もつれてくる。
- 預かってくれる時も年に2度程あるが、テレビ漬け・お菓子漬けがデフォルト。
- 孫によって温度差がある
こう書いていると、なんて人達だろうと思いますが、すべて私の義理家族のことです(笑)
でも思うのは、
どんなに悩んでも、自分の実家は物理的に遠いし頼れないし、「自分の親だったら…、こんな時はこうしてくれるのに…」と義理実家と比べても意味がない事なんです。
世の中、素晴らしい義理両親もいれば、ビックリする方もいらっしゃいます。
もし自分の義理家族となる人が、そのビックリするカテゴリーの人達だったら…
会う事によって溜まるストレスがあるならば、
それだったら無理に付き合う必要はないのです。
私は渡仏した時に、いつもニコニコしていて「いい人キャンペーン」をしていましたが、今思うとそれは浅はかなキャンペーンだったと思います。
最初っから図太く、素の自分でいけばよかったと今になって後悔しています。
現在の私は、
頼らず・期待せず・招待せず、出向かず、気を利かせず。
この5大柱を徹底しています。
なんなら、旦那と子供だけ義理家族のお家に行ってもらうのが良いのです。
その間、自分は1人自由な時間がとれるのです。
正直に旦那に話したら理解してもらえたので、全てを必要最低限にしたとたん、イライラと疲れが収まりました。
子育てイライラ解消方法 まとめ
一人目は気合で乗り切れたけれど、2人目育児から辛さが増してきた。
子供がずっと喋りっぱなしで、子育てがしんどい。
頼りになる実家が近くにないし、
慣れない土地で、ワンオペ子育てをしている。
子供のご飯を3食作り、
お家をキレイに片づけて、
学校の送迎に付き添う。
十分すぎるくらい頑張っているんです。
イライラを解消する方法は、好きな時に昼寝する、週末の一日くらいゆっくり外に出てみるなど、できるだけ子供と距離を置くと効果大です。
子供はとっても可愛いけれども、四六時中ずっと一緒にいると、脳みそが爆発してしまいます。
お母さんの不安やストレスを無くす事、これが一番先決だと思います。