月が地球の影の中を通ることはめったにありませんが、時に太陽・地球・月が一直線に並ぶことがあります。この事で起こる現象を月食といい、限られた時間この神秘的な現象を肉眼で観察することができます。
今週の7月27日の夜、フランスでは今世紀最長の月食が見られるチャンス!
フランスでは何時から観測可能?

21世紀最長の皆既月食
例えばパリの場合、2018年7月27日の夜、日没少し前の21時37分から深夜0時まで観察可能です。
皆既月食は21時30分から始まる
月食、一連の流れ
- 半影月食の始め 19時14分から
- 部分月食の始め 20時24分から
- 皆既月食の始め 21時30分から
- 皆既月食の終わり 23時13分くらい
- 半影から完全に月が出る 翌日7月28日 01時28分
皆既月食の観察可能時間 1時間43分
皆既月食の観察可能時間は21世紀最長の103分!
ただしフランス国内、地域によって皆既月食を観測できるトータル時間は異なります。
各地域の月出時刻
地域によって月出時刻は異なるので月が昇る時には、すでに月食の一連の様子が始まっている月出帯食(げつしゅつたいしょく)となる地域もあります。
皆既月食の始まりは21時30分から。パリではギリギリ皆既食を始めから観察する事が出来ますが、ブレストでは皆既食途中、月が欠けた状態からの観察となります。
- パリ 21時29分
- ニース 20時53分
- ストラスブール 21時06分
- ブレスト 21時56分
- ボルドー 21時28分
- ペルピニャン 21時08分
月食は日食と違い肉眼で観測しても問題ありませんが、より鮮明に観察する為に望遠鏡や双眼鏡を利用しましょう。
月食観察会やイベントに参加したい
フランス天文学協会(l’Association française d’astronomie)が作成した便利マップ!
月食が観察できる当日夜、130を超える天文学協会や団体などが観察会を企画しており、一般に公開される予定です。当日どこで何があるのか?それが一目でわかる全国版の便利マップ!
各イベントは一般に公開されています。
各地域のマークをクリックすれば、イベントを主催する団体名と住所、日時が表示されています。申し込みが必要な場合もありますので詳細は各団体の詳細を確認しましょう。
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フランス天文学協会による月食観察会
Observez l’éclipse de Lune avec les animateurs de l’AFA
2018年7月27日 20時から深夜1時まで
Parvis du Sacré coeur
75018 Paris
France
詳しくは↓↓↓
日本でも観察可能
日本では今年2回目となる月食。
こちらは7月28日の未明から月没時刻直前まで。
皆既月食の始まる時間は4時30分、ですが皆既食直後の月食途中で月が沈んでしまう地域も多く、実際に観測できる時間は短くなります。