ノルマンディ地方とブルターニュ地方の微妙な位置にそびえたつ、歴史的建造物。
世界中から多くの旅行客が集中するフランスの人気観光地といえば…
「モン サン ミッシェル」
モンサンミッシェルは、ちょっと遠くから見るのが一番素敵とか賛否両論あるのですが、それでもやっぱり大人気。
フランスでパリに次ぐ人気観光地で、岩山の周囲たった1キロほどの小さな場所に、毎年250万人の人が訪れます。
特に夏のハイシーズンは、人だかりの山です。
モンサンミッシェル、王道の楽しみ方
![モン サン ミッシェルの日帰りツアーはおススメしない](https://mousouadvisor.com/wp-content/uploads/2018/06/high-tide-3464590_640.jpg)
モン サン ミッシェルの日帰りツアーはおススメしない
サンマロ湾に浮かぶ岩山とその上にそびえ立つ「修道院」。
商店やレストランがひしめく参道から修道院の頂点まで。
中世から続く巡礼地をじっくり堪能してもらいたいと思いますが、
本当のおすすめは、
修道院の頂点(高さ80m)から見渡すサンマロ湾と
潮の満ち引きを確認しながら、サンマロ湾を散策するコースがおすすめです。
モンサンミシェルといえば、建造物やオムレツばかりが注目されていますが、
モンサンミッシェルが浮かぶサンマロ湾は、ヨーロッパで一番、干満の差が激しいです。
潮の満ち引きで変わるサンマロ湾、そして満潮・干潮で違った顔を魅せる「モンサンミッシェル」の風景が素敵なのです。
そして観光客が過ぎ去った後、ライトアップされたモンサンミッシェルと夜の幻想的な景色。
これが、モンサンミッシェルのハイライト です。
ちょっと少し離れた場所から見る、モン サン ミッシェルが一番きれいです。
モンサンミッシェルを見渡すせるホテルに泊まって、特別な空間を楽しむこともできます。
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=356ND7+8C38Y+327I+HUKPU)
モン サン ミッシェルの日帰りツアーはおススメしない
パリ出発の日帰りツアーを利用して、この場所を訪れる人も多いと思いますが、
実はモンサンミッシェル付近には、おすすめしたい人気観光地が沢山あります。
モンサンミッシェルだけを見て、トンボ帰りしてしまうのは、
非常に勿体ないんです…
せっかくパリから片道4時間かけて来たんです、
もし近くに良い場所があったのなら、
ついでに寄ってみたいと思いませんか?
そして、モンサンミッシェルに着いたものの
あんまり卵が得意じゃない、
名物のオムレツって気分じゃない、
何てこともあるのではないですか?
個人的な意見では、フワフワの卵のオムレツは確かに美味しいけれども、高すぎる。
ほぼボッタくりです。
「オムレツ気分でもないのに試しに頼んでみたら、めっちゃ高かいし、日本のトロトロオムレツが圧勝だな! 」
となる前にも、
ゆっくり旅の疲れを癒したら、
次の日は、爽やかに魚介類と白ワインがおいしい港町へいってみませんか?
本当にすぐそこです。
カンカルで牡蠣を食べつくす
![カンカルでシーフードを堪能する](https://mousouadvisor.com/wp-content/uploads/2018/06/cancale.jpg)
モン サン ミッシェルから40キロ弱。
シーフード好きなら迷わずに向かってもらいたい場所、
それはカンカル(Cancale)です。
小さな港町カンカルは国内有数の牡蠣の名産地として知られています。
カンカルの牡蠣市場、生産者から直買い
港沿いに並ぶシーフード料理店を横目に、まず向かってもらいたい場所は牡蠣市場。
ここでは生産者から新鮮な牡蠣を注文し、その場で食べる事が出来ます。
自分の好きな牡蠣の大きさを選んで注文。
3番の大きさの牡蠣12枚で5,5ユーロ!
レモン半分、0,5ユーロ。
新鮮な牡蠣を思う存分食べる事ができます。
ちなみに番号が小さい程、牡蠣は大きくなります。
オリジナルのプレートに乗せられた牡蠣とレモン。
強者はフランスパンと塩が少し入ったバター、そして冷えた白ワインを持参しています。
牡蠣のプレートを落とさないようヨソヨソしながら岸壁まで持っていき、そこに座って食べます。
生産者の市場ゆえ、椅子やテーブルなどの準備はありません。
でも大丈夫、みなさん岸壁のところで食べてらっしゃいます。
そして、食べ終わった後の殻は勢いよく捨てるのがカンカル風。
女性の手のひらほどの大きさの牡蠣もあったりするので、
ここでいろんなタイプの牡蠣を食べつくすもよし、
前菜程度に食べて、その後カンカルの有名レストランで昼食とるもよし。
とにかく移動の休憩ポイントに持って来いのカンカル。
週末のお昼時は人でいっぱいです。
カンカルの牡蠣がおいしい時期
フランスはヨーロッパで最大の牡蠣生産国。
一般的に牡蠣が旬の季節は、10月の半ばから2月または3月に終わりを迎えます。
しかし、カンカルの牡蠣市場は一年中美味しい牡蠣を食べれます。
カンカルの牡蠣市場は、一年中365日(9時から18時まで)空いているので、いつでも行けるのが便利です。
カンカルのおすすめレストラン
カンカルには、新鮮なシーフードを取扱うレストランが多数です。
カンカルに来たからには、シーフードの盛り合わせ『plateau de fruits de mer』と呼ばれる、エビ・カニ・牡蠣・貝類などを人数分で頼み、みんなで分け合って食べるのがおすすめです。
中でも市場からほど近い、『Au Pied d’Cheval』と『Chez Victor』、そして「L’Ormeau」がおススメ!
Chez Victor の シーフード盛り合わせ
L’Ormeau
— J'aime la Baie (@JaimelaBaie) 2019年6月18日
「 L’Ormeau」はミシュランの星付きレストランでありながら、昼のランチを狙って行けば30ユーロ程度(飲み物別)で、フルコースのメニューを食べれるお店です。新鮮な品質の良い食材をふんだんに使っているのに、お値段が控えめ。サービスも良いなんて、フランスではとても珍しい事です。
メニューでは、朝に仕入れた魚介類を使った「メイン 」 、そして前菜とデザートは、好きなものをチョイスする事が出来ます。
住所: 4 quai Thomas,35260 Cancale (ホテル LE CONTINENTAL 内)
TEL: 02 99 89 60 16
Au Pied d’Cheval
「 Au Pied d’Cheval 」は店先が市場のようになっており、自分の好きな牡蠣をその場でチョイスしてテーブルで食べる事ができます。
住所:10 Quai Gambetta, 35260 Cancale
TEL:02 99 89 76 95
Chez Victor
「 Chez Victor 」は、シーフードの盛り合わせもいいのですが、料理も定評があるので、前菜をシーフードの盛り合わせにして、メインにフレンチ料理を注文する事ができます。
店内が広くゆったりできます、こちらおススメです。
住所: 8 Quai Admis en Chef Thomas, 35260 Cancale
TEL: 02 99 89 55 84
どちらも予約が必須です。
カンカルをおすすめしたいポイント
- 小さくて素敵な港町
- 牡蠣と新鮮なシーフードを思う存分堪能できる
- しかも安い
- 天気がよければ遠目にモン サン ミッシェルも見れる
- 養殖棚もみれる
- 移動の中継地点として、食事休憩にサクッとよれる
今回紹介したカンカルの散策の仕方。
お買い物マークは牡蠣市場。
アイコンのクリックでイメージが出てきます。
ブルターニュ地方、サンマロ方面に向かう
移動が交通機関の場合、カンカルにサクッとよる事ができません。
モンサンミッシェルからカンカルに行くには、
一旦サンマロまでバスで出て、サンマロからカンカルへのバスに乗り換えになります。
ただバスの出発時刻は限られているので、非常に不便です。
https://www.rome2rio.com/fr/map/Le-Mont-Saint-Michel/Cancale
モンサンミッシェルを出たあとはサンマロを拠点にし、その後周辺の観光地を訪れると旅がスムーズになります。
サンマロ観光については、こちらもご覧ください!