フランスでは10分ごとに子供が行方不明?5月25日は国際児童失踪の日

フランス現地情報
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5月25日は「International Missing Children’s Day(国際児童失踪の日)」

ある日、突然子供が失踪してしまったら…

自分が親御さんの立場だったら心臓をえぐられるほど辛いのだろう。

と思わずにいられない日でした。

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フランスでは10分ごとに子供が行方不明?実際には?

フランス内務省は、毎年、行方不明の子どもに関する情報を発表していますが、2019年に登録された未成年の行方不明通報数は5万1287件

日本の場合だと、平成30年に報告された行方不明者数は総数で「87,962人」なのですが、

フランスの人口は日本の6割もないくらいだし、未成年だけの行方不明数だけで「5万人を超えている」ので、いかにフランスでは行方不明になっている子供が多いのか分かります。

この記事を書いていたのは5月25日だったので「5万1千人の子供が行方不明者!」、「フランスでは10分ごとに子供が行方不明になっている!」と複数のメディアが報道していたのですが、実際にはどうなんでしょうか?

行方不明届の9割は「家出」

外国=誘拐が怖い。毎年5万人以上の子供が失踪するフランスって怖い…

と思ってしまいますが、

子供の行方不明「緊急ホットライン 116 000」によると、警察署や交番に届けられる行方不明届の9割以上を占めるのが「家出」による失踪なんだそうです。2019年の内務省の報告でも行方不明通報の97%「4万9846件」は家出が原因でした。


ただこの家出の背景には、親と意見が衝突している怒りの家出だったり、反抗期の時期だったり、友達に誘発されて家出する流されやすいタイプであったり、数年たてば良い思い出話になりそうなものもある一方で、

  • 子供が親の愛情をテストするため
  • 家庭での居場所が無い
  • 一時保護施設や里親からの脱走
  • 差し迫った身の危険や報復から逃れている

など緊急に助けが必要なケースもあります。

フランスでは数年前から毎年約5万人の家出数が報告されるそうで、半数以上は男の子、そして3割近くは15歳未満です。

親による子供の誘拐(連れ去り)は523件

そして2019年に報告された5万1287件の内、523件は実の親による連れ去りです。

日本は単独親権の国なので、離婚したら母親が子供の親権と養育権の両方を持っている場合が多いですよね。

元夫がろくでもない人であったり、養育費用を渡さないから「絶対に子供と合わせない」と母親が決め込むこともできますが、

フランス(シュノゲン領域国)では共同親権が当たり前なので、子供に危害を与える人でない限り、父親と母親の双方に定期的に子供と一緒に過ごせる権利・連絡を取り合う権利があります。

破綻したカップルでも子供の親権は双方が持っているので、例え国際結婚カップルであったとしても、互いが別々の国に住んでいたとしても、この権利は子供が未成年の内はずっとついて回ってきます。

  • 住居のコンディション
  • 居場所の把握
  • 子供の財産上の権利
  • 面会交流
  • 教育をする権利

まだまだ他にも沢山ありますが、子供の人生を左右する決定事は2人の同意がないと決める事ができません。

なので、どちらかの親が何の連絡もなしに子供とどこかに姿をくらませると「親権の奪取」とみなされ、もう片方の親から子供を奪い取る行為、個人の自由の侵害行為に当たるので処罰されます。

なので最悪、誘拐犯となる可能性も大きいのです。

国際結婚カップルだけでなく、仏×仏カップルにもある事なんですが、実の親であっても連れ去り、または誘拐とみなされるので、元パートナーの通報により捕まる場合もあります。

誘拐など…懸念される行方不明は918件

そして最後に一番子供の身に起こって欲しくないもの。

それは懸念されている失踪です。

誘拐・犯罪に巻き込まれている可能性があるもの(※)、命の危険にさらされている場合や、犯罪の被害者となっている場合があります。

フランスでは2019年に918件の報告がありました。

※この報告数では家出と懸念されている失踪を正確に見分ける事が難しく、実際には家出が長期化している場合も含まれています。

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まとめ

ある日突然、子供が居なくなる。子供は単に家出のつもりでも、親は死ぬほど心配します。

国際児童失踪の日だった5月25日は、多くのメディアが未成年者の行方不明について報道していましたが、今現在どこにいるのかわからない子供達。早く見つかって安心な場所にもどれるよう祈るばかりです。

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