フランスでもヤブ蚊。猛スピードで北上中のヒトスジシマカ対策

フランス現地情報
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夏になるとやってくる憎い生き物「やぶ蚊(ヒトスジシマカ)」

白と黒のシマシマ模様が特徴で刺されると何日も痒みが続きますが、フランスでも大量発生中でフランス当局や様々な専門機関が注意を促しているほどです。

フランスではヒトスジシマカの事を「 le Moustique Tigre」と言いますが、最近では南フランスだけではなく、フランス北東部のアルザス地方にも生息域が広がっています…

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あっという間にフランスで大量発生した蚊「ヒトスジシマカ」

個人的に「アレっ?蚊が多くない?」

と気づいたのは昨年の2019年の8月、テラスで食事中だった時の事。

それまでは「本当に血を吸えるんかい!」と思うような、うっすーい茶色をした弱弱しい蚊が主流だったのに、ある日突然、黒々とした元気いっぱいの蚊が一斉に襲ってきて食事どころではなくなったのです。

そもそもフランスには「ヒトスジシマカ」は存在してませんでしたが、いつからフランスで発生するようになったのか調べてみると、2004年に東南アジアから運ばれたコンテナ貨物に「ヒトスジシマカ」が紛れていたのが始まりのようです。

南フランスからやぶ蚊の生息域が拡大した結果、2020年の現在では58の県で警告(やぶ蚊の活動が非常にアクティブ)が出ていて、生息域は年々北上しています。(ソース: https://www.doctissimo.fr/sante/news/moustique-tigre-51-departements-alerte-rouge)

2030年にはフランス全土に「ヒトスジシマカ」の生息域が拡大…

どのようにフランスでやぶ蚊「ヒトスジシマカ」の生息地が拡大していったのか、恐ろしい「ヤブ蚊発生マップ」を見つけてしまいました。2016年までのものですが一目瞭然です。

このヤブ蚊発生マップによると、2015年に爆発的な広がりをみせていて、このまま生息域が拡大すれば、2030年頃にはフランス全土に広がってしまうようです…

Moustique Tigre en France : la progression s'accélère – 2016

※1999年頃にも一時的に確認されていた時期があったようです。

【2020年】フランスのヤブ蚊発生マップ

2020年には7つの県(Charente, Cher, Loire Atlantique, Yvelines, Haute Savoie, Deux Sèvres, Vienne)が、やぶ蚊が定着してしまった事を示す赤色に追加されました。

画像元: https://vigilance-moustiques.com/carte-du-moustique-tigre-2020/

私は、そのうちの一つの県(Yvelines)に住んでいますが、今年(2020年)よりも2019年の方が大量にいたような気がします。※夏前に雨が結構降ったのでその影響だと思いますが。

ちなみにフランスを旅行していて一番やぶ蚊にさされた場所は、ボルドーから車で1時間30ほど東に行ったベルジュラック「Bergerac」という場所です。

友人宅で1時間ほどゲームに夢中になっていた長男が19か所、次男が20か所、旦那が2か所刺さされました。昼間の日が当たる場所にも飛んでいるし、車のタイヤあたりにウジャウジャいたのも見たので、ほぼ日本と同じくらい大量のやぶ蚊が発生しているのだと感じました。

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フランスでの「やぶ蚊」対策

やぶ蚊が沢山生息しているバカンス地に行くと、手足に赤いブツブ跡が沢山残る「蚊アレルギー」のような反応が出ている欧米人が必ずいます。


刺された箇所が手のひらサイズまでに腫れ、皮膚が固くなり、痒みが1週間くらい続いた長男の場合。


蚊に刺された経験のない人が蚊に刺されてしまうと、上の写真のように刺された箇所が大きく腫れたり、赤くなり痒みがずっと続くことがありますが、

フランスの薬局では、夏のバカンス時期が近づくと、日焼け止めと一緒に蚊よけ製品が一緒に陳列されているので、蚊に刺されて酷くなる前に蚊よけスプレーを買った方がいいかもしれません。


Répulsif anti-moustiques(蚊よけ)」と書かれている、肌にスプレーを吹き付けて塗るタイプのものが一番売られていますが、フランスの蚊よけスプレーは大体どれを買っても肌トラブルもないし、ローションのスプレータイプが多いので、噴きつけてむせる事もありません

しかも蚊だけでなくて、ハエ・ハチ・ダニ・ノミなどの虫よけも兼ねているのも多いし、ジカウイルス・デング熱など蚊が仲介する病気予防もできる優秀な蚊よけ製品が多いです。

大体の商品は2歳以上妊婦さんも使えて、顔を含めた全身に使えるので1本持っておくと便利です。(※赤ちゃん用は、6か月・12か月・24か月~と製品によって使用年齢が分れるので要相談、もしくはチャージ式のバンドタイプを使用。※顔には直接スプレーせず手で伸ばして目付近を避けて塗る。)

日常用もしくは熱帯・亜熱帯地域に行く場合のリスク用とタイプが分れていたり、自然由来のアロマタイプなどが揃ってますが、フランス本土内だけであれば日常用で十分。

▼うちの場合は「Insect Ecran」を買いますが、白タイプが日常用。赤タイプは亜熱帯地域用です。このスプレーを全身に噴きつけて伸ばしておくと蚊に刺された事はないし、効果は8時間続くのでかなりおすすめです。


Insect Ecran Zones Infestées répulsif

マップ上で赤く塗られた地域の川や森林付近など蚊が多そうな場所に行く場合は、虫よけ製品の携帯はマストです。特にフランスの海外県に行く場合は、亜熱帯地域のリスク用を強く勧めます。

蚊に刺されて痒みが続く…掻き傷が出来た時には消毒も必要

日本並みにヤブ蚊がいる地域もあるのに、フランスでは網戸を設置しているお宅が少ないので、窓を全開にすればもちろん蚊を含めた虫が沢山入ってきます。

簡易プールに水を入れっぱなしで庭に放置など、自宅周辺に水を溜めないようにして蚊の発生源を潰していく事が個人で出来る対策になるのですが、前提として蚊に刺されないようにする。そして蚊に刺されて痒みが長く続く、特に子供が掻き過ぎている場合には、消毒をしてからかゆみ止めを塗ると、薬剤師に教えてもらいました。

傷から細菌が入って悪化させたり、最悪「とびひ」を併発する場合もあるからなのですが、フランスは日本のように簡単に皮膚科の予約できないので、消毒+痒み止めで対策しておいた方がよさそうです。

▼定番メーカー「APAISYL」の蚊よけスプレー(右)とロールオンタイプのかゆみ止め(左)もおすすめ。


ヒトスジシマカ同様、グローバル化の影響でフランスで繁殖しつつあるトコジラミについて。

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