Vural YavaşによるPixabayからの画像
ゴシック建築の最高傑作。
古くはナポレオンの戴冠式が行われ、
シャルル・ド・ゴール、ジョージ・ポンピドゥー、フランソワ・ミッテラン大統領の国葬が行われた大聖堂。
フランスの魂といっても過言ではない「ノートルダム大聖堂」で、2019年4月15日 18時50分、大規模な火災が発生しました。
フランスを誇る歴史的建造物が炎に包まれている映像をニュースで見た時の衝撃…
とても信じられない光景で、
相当なショックを受け、
フランスは悲嘆にくれています…
パリ・ノートルダム大聖堂の大火災
4月15日 21時前のノートルダム。炎に包まれています。
#ノートルダム大聖堂 が、崩れ落ちてる… https://t.co/WBYnUWUSNP
— mousouadvisor (@mousouadvisor) April 15, 2019
出火した屋根の高さは、地上45m・尖塔の高さは96m、その上パリの中心部。
400人の消防士が消火活動に参加しましたが、介入は非常に困難でした。
Comment les pompiers ont lutté contre l’incendie de Notre-Dame de Paris ? pic.twitter.com/VRIc0zsSa3
— BFMTV (@BFMTV) April 16, 2019
4月16日、上空から見たノートルダム
Notre-Dame: ces images prises par un drone montrent la violence des dégâts causés par l’incendie https://t.co/GWGgkjBe9K pic.twitter.com/yOQ9nSx4LR
— BFMTV (@BFMTV) April 16, 2019
この大火災により屋根が崩落 、尖塔が焼失してしまいました。
4月16日夜、サン・ミッシェル広場前で祈りを捧げるパリ市民
Notre-Dame de Paris: de nombreux Parisiens et touristes se recueillent place Saint-Michel pic.twitter.com/WH7rLxA9FW
— BFMTV (@BFMTV) April 16, 2019
周辺のセーヌ川・歴史的建造物とともにユネスコの文化財に登録されているノートルダム大聖堂。
2013年には850周年のセレモニーも行われ、
中世建築を代表する、フランスが誇る建造物ですが、
大聖堂の内部にも、何世紀も前から貯蔵されている貴重な文化財や美術品が収められていました。
火災発見後、即座に保護された文化財・美術品の一部はパリ市庁舎に。
À l’hôtel de ville de Paris, des œuvres de Notre-Dame de Paris mises à l’abri après l’incendie qui a dévasté la cathédrale #AFP @AFPphoto pic.twitter.com/5PPGHTNyeQ
— Agence France-Presse (@afpfr) April 16, 2019
そしてノートルダム大聖堂といえばパイプオルガンです。
オルガニストによれば、オルガンも無事保護されたようですが、状態は非常に悪いとの事。
Notre-Dame: le grand orgue sauvé, mais en danger, selon l’un des organistes https://t.co/qoeLKEjzW9 #AFP pic.twitter.com/3I9wQXTJfI
— Agence France-Presse (@afpfr) April 16, 2019
なぜ火災が発生したのか?
改修工事中だった為、この工事が原因の何かしらのアクシデントかとの見方もありますが、
関係者の聞き取りが行われている最中で、 まだはっきりしたことは分かっていません。
以前、改修工事の資金集めパフォーマンスを行っていた、フランス版スパイダーマン。
(2019年3月26日 )
当時( 火災前)、発表されていた改修工事に必要な費用は、 1憶5千万ユーロ(約190憶円)でした…
素手&命綱なしで高層ビル(37階建て)でパフォーマンスする「フランス版 #スパイダーマン 」。すべては #ノートルダム大聖堂パリ の莫大な改築費用(1憶5000万ユーロ)の為。 https://t.co/oqVZCtHI0z
— mousouadvisor (@mousouadvisor) March 26, 2019
この大規模な火災による大きすぎるダメージ。
3Dの最新の技術を屈指したとしても、以前の姿のようになるまで何年かかるのでしょうか…
Tech could help restore Notre Dame Cathedral in Paris that got burned down yesterday #tech #VIKEZ #3D #ParisFire #NotreDameCathedralFire #France #EU #video #Paris pic.twitter.com/e3da5tY99A
— Vikez (@Vikezmedia) April 16, 2019
ちなみにノートルダム大聖堂は、起工から170年の歳月をかけて築き上げられた建物です。
20~30年、50年、5年?など…
専門家の意見や大統領の意気込みなど、見通しの期間にバラツキが多く、
どのような修復手段がとられるのかもまた、大きな課題です。
フランス経済界、重鎮から援助の申し出
この悲惨な出来事に、フランス経済界から多くの援助の申し出が殺到しています。
LVMH (モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン ) CEO アルノー氏。
ノートルダム大聖堂の修復費用に2億ユーロ(約253億円)を寄付と発表
Incendie à Notre-Dame : LVMH et la famille Arnault font un don de 200 millions d’euros https://t.co/JsTyRze6EX
— Le Parisien (@le_Parisien) April 16, 2019
フランス経済界や団体からの寄付の合計は、1日で7憶ユーロ(約880憶)を超えているそう。
- L’Oréal (ロレアル)、ベタンクール家、2憶ユーロ( 約253億円 )
- Keringグループ、ピノー家、1億ユーロ(約126憶円)
- TOTALグループ、 1億ユーロ(約126憶円)
- JCDecaux 、2千万ユーロ(約25憶円)
など多数。
寄付の金額の60パーセントが減税の対象になる見通しでかもしれませんが、
素早い対応に、フランス人の心が熱くなります。
元の姿に戻るまで、どれくらいの期間がかかるのか見当もつきませんが、
予算上の心配はなくなりそうな予感がします。
明日4月17日(水) 18時50分、フランス中の教会の鐘が一斉に鳴り響きます。
🔔 Les cloches des cathédrales de France sonneront mercredi à 18h50 ➡ https://t.co/z7fkd9Oeq5 #NotreDame
— Le Figaro (@Le_Figaro) April 16, 2019