たびレジ登録のすすめ。在フランス日本国大使館からの緊急メッセージの場合

旅の基本
たびレジ登録のすすめ。在フランス日本国大使館からの緊急メッセージの例

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まさに今、荒れに荒れているフランス。

これからこの国どうなってしまうんだろう。

こんな考えが頭の中をグルグル巡っている人もいるかもしれません。

一昔前のような洗練されたパリを想像して、

現在のパリを見比べてみる。


もうこんな古き良き時代は戻ってこない、と知っていながらも

2018年・海外旅行先のトップは相変わらずフランスです。

今回は、人気の海外旅行先でありながら、いつも何かが起こっているフランスより「たびレジ登録しているとどんな情報がもらえるのか?」をお伝えしたいと思います。

たびレジに登録すべき理由

黄色いベスト運動が長期化しパリの文化遺産にまで被害が出たり、

フランスの心「ノートルダム大聖堂・パリ」が大火災になったり、


速報ニュースでフランスの様子をご覧になられた方も多いと思います。

「たびレジに登録しなくても、ニュース見ているから知ってるよ!」

と思う方もいるかもしれません。

たびレジで得られる情報は、緊急事態のメッセージくらいなもんでしょ。

そんなの携帯でサクサク調べるからわかるよ!

と思っているかもしれません。


しかし、

「たびレジ」をあなどってはいけません。


現実に起こっている「今の情報をどこでも・即座に・日本語で受け取れるのです。

現地在住の日本人やひょっとするとフランス人でさえも見逃している情報を獲る事ができるのが「たびレジ」です。

単なる情報発信だけでなく、アドバイス等も含まれている場合もありますので、最後までしっかりと見ましょう。


日本にいても、いつ何が起こるかがわからない世の中ですが、

特にフランス…

フランスは観光客に大きな影響を与える「何か」が起こる確率が高いとおもうのです。


海外旅行中に不運な出来事に遭遇してしまったら…

とくに心配性の方、

パニックになりやすい方、

外国語が得意ではない方、

なにかのトラブルに巻き込まれた時、

自分が落ち着いて冷静に対応できるか疑問の方。


フランスに限らずとも海外旅行を計画している方、

すべての方に「たびレジ」の登録をおすすめします。


また、海外に3か月以上滞在している方、

在留届は提出済みでしょうか?

在留届を出すことによって、「たびレジ」から送られてくる情報と同様のものを得る事が出来ます。

はっ!と思った方は、

滞在先の大使館に「在留届」を申請しましょう。

「たびレジ 」から受けたフランスの現地情報

では実際に、今年2019年に「たびレジ」から受け取った貴重な情報をいくつかしぼって紹介したいと思います。

「黄色いベスト運動」についての注意喚起

昨年より長期化している「黄色いベスト運動」。

毎週土曜日に行われるパリのデモについての情報ですが、デモ隊が予定しているルートや時間帯などを知る事ができます。

また地下鉄の運航中止や閉鎖駅、乗換不可駅などが同ページに分かり易く記載されているので、当日慌てる事がなくなるはずです。

「黄色いベスト運動」の情報詳細
  • デモ隊の情報
  • デモ行進のルート情報と予定時間
  • パリ交通公団(RATP)の「地下鉄路線の運航中止区間」「 地下鉄駅及びRER駅の閉鎖 (停車・乗換不可を含む駅)」 情報
  • デモや交通規制情報に役立つ関連サイト、現地情報のライブ動画のリンク先を掲載

●昨年よりフランス国内各地で行われている「黄色いベスト運動(mouvement ‘Gilets jaunes’)」と呼ばれるデモに引き続き注意してください。
●昨年12月4日付にてスポット情報「フランス:燃料価格高騰等に対するデモ「黄色いベスト運動」に関する注意喚起」を発出していますので、ご参照ください。(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2018C169.html )


1.昨年11月17日(土)からフランス全土で行われているデモ「黄色いベスト運動(mouvement ‘Gilets jaunes’)」については,今年も継続しており,SNS上で,4月20日(土)に23回目のデモを継続するよう呼びかけられています。また,過激な破壊活動するグループ「ブラック・ブロック」がULTIMATUM2(最後通牒)と銘打って参加者を募っているとの情報もありますので,十分注意してください。


2.現時点で4月20日(土)に以下のデモが予定されていますが,予定されていないデモが散発的に発生する可能性もありますので,外出する際には周りの状況に十分注意して行動し,衝突等が発生している場所に遭遇した際には早急にその場を離れるなど,自身の安全対策に万全を期すようお願いいたします。デモの予定については,下記サイトをご参照ください。
https://paris.demosphere.net/
○ベルシー(10時30分集合、12時30分出発、以下のルートでレピュブリック広場までデモ行進)
Bercy > quai de la Rapee > Bastille > Menilmontant > Belleville > Republique
○サンドニ大聖堂(12時集合、13時出発、以下のルートでQuai St bernardまでデモ行進)
Basilique de Saint-Denis > Porte de Paris > Canal > Porte d’Aubervilliers > Stalingrad (pause vers 15h) > Bastille > Quai St Bernard
○その他,Porte Maillo,パリ20区など


3.現時点で,パリ交通公団(RATP)からは,4月20日における運行の変更について以下のとおり発表されています。
○午前8時から以下の地下鉄が閉鎖される。また、一部のバス路線についても変更・制限等の影響を受ける。
【地下鉄路線の運行中止】
地下鉄1番線:La Defense駅~Chatelet駅
地下鉄6番線:Charles de Gaulle-Etoile駅~Trocadero駅
地下鉄8番線:La Motte-Picquet Grenelle駅~Richelieu-Drouot駅
地下鉄9番線:Trocadero駅~Saint-Augustin駅
地下鉄12番線:Sevres-Babylone駅~Saint-Lazare駅
地下鉄13番線:Duroc駅~Saint-Lazare駅


【地下鉄駅及びRER駅の閉鎖】電車は停車しない(駅内乗り換え不可)。
地下鉄2番線:Victor Hugo駅、Etoile駅、Ternes駅
地下鉄7番線:Palais Royal駅 
地下鉄14番線:Madeleine駅
地下鉄3・7番線:Opera駅
地下鉄7・14番線:Pyramides駅
RER A線:Charles de Gaulle-Etoile駅
RER C線:Invalides駅


公共交通機関の運行については、今後も変更される可能性がありますので,下記関連サイト等を参考にしつつ,十分時間に余裕を持って行動してください。
パリ交通公団(RATP):https://www.ratp.fr/ 
同サイト内交通規則情報:https://www.ratp.fr/travaux-manifestations/manifestations 
BFMTV:https://www.bfmtv.com/ (動画ライブあり)


2019年4月19日付、「黄色いベスト運動」に関する注意喚起 (その15)より

パリ(北駅)発ユーロスターの遅延とキャンセルについて

パリ発、イギリス行きの国際列車「ユーロスタ―」

平常運行時でもなにかと大混雑するので、余裕をもって早めにチェックインをしたいのですが、

パリ北駅の税関によるストライキの為、意図的に荷物検査を遅らせたり、国際列車のキャンセルが相次いでいる為に送られてきたお知らせです。

緊急事態のメッセージではありませんが、ストライキの影響で旅程がキャンセルになる場合もあります。こういった情報を事前に知っていると、前もって列車の変更をしたり他の移動手段を検討したりできるので大変ありがたい情報です。

「 パリ発ユーロスターの遅延とキャンセルについて 」の情報詳細
  • 国際列車「ユーロスター」のキャンセルや遅延が相次いでいる
  • パリ北駅での税関によるストライキの影響
  • 故意に手荷物検査を遅らせているので、検査に3時間かかる
  • ユーロスターのキャンセル情報の見方
  • 今後のストライキについてとロンドン発の影響
  • ストライキの影響を回避するためのアドバイス

パリ北駅発のユーロスターについて、税関によるストライキにより、荷物検査の大幅な遅延や電車のキャンセルが発生しています。


1.パリ北駅では、3月初旬から税関によるストライキ(英国のEU離脱を巡り、離脱すると、より詳細な検査が必要になり業務量が増えることになるとの抗議)が行われており、ロンドン行きのユーロスターに多大な影響を及ぼしています。


2.報道によれば、税関職員により故意に荷物検査が遅れ、検査に3時間以上かかるケースが発生しています。また、ユーロスターも日に数本キャンセルが発生しています。


ユーロスターのキャンセル情報:
(仏語)https://www.eurostar.com/fr-fr/disruption_hub 
(英語)https://www.eurostar.com/uk-en/disruption 
Annulations Eurostar jusqu’au 30 mars 2019(仏語版)又はCancelled Eurostar trains until 30 March 2019(英語版)の横の+マークを押すと3月30日までのキャンセル情報が記載されています。


3.今般のストライキがいつ頃終わるのかは不透明であり、パリからロンドンに渡航予定の方は今後の状況を注視の上、以下のとおり対応することをお勧めします。なお、ロンドン発パリ行きのユーロスターについては通常通りの運行となっている由です。
(1)ユーロスターを利用予定の方は電車がキャンセルされていないか確認の上、荷物検査を含め乗車までに3時間以上かかることを前提に相当早めに北駅に向かってください。
(2)現時点では航空便に影響が及んでいるとの情報はないため、ユーロスターではなく航空便にてロンドンに向かうことを検討願います。

2019年3月22日付け、 パリ北駅発ユーロスターの遅延及びキャンセルについてより

日本への違法な肉製品持込みに対応が厳格に

海外からの違法な畜産物(ハム・ソーセージ含む)の持ち込みについて、日本の検疫で違反が発覚した場合には、個人であっても処罰の対象となった事をおしらせするメール。

特にフランスの方など、里帰りから日本に戻る時ににひっそりとハムやソシソンなどの肉製品をスーツケースの奥に忍ばせていることもあろうかと思います。

これまでも違反であった行動ですが、たぶん持って帰っている人もいるだろうと予測して送ってくれる、日本大使館ならではのありがたい情報です。

「 日本への違法な肉製品持込みに対応が厳格」の情報詳細
  • これまでの家畜伝染病予防法で適用されていた罰則について
  • 2019年4月22日より、個人消費用やお土産目的を含む事例においてでも処罰の対象になってしまう
  • 動物検疫の対象となる食品の例
  • 農林水産省動物検疫ウェブサイトのお知らせ

1.海外からの畜産物の違法な持ち込みについては、家畜伝染病予防法において罰則(100万円以下の罰金または3年以下の懲役)が規定されていますが、これまでは特に悪質と判断される場合(密輸の上、国内で販売するなど)に限って運用されていました。


2.しかしながら、海外旅行者や訪日外国人の増加に伴い、海外からの携帯品(お土産を含む)として違法に持ち込まれた畜産物からアフリカ豚コレラの感染症ウイルスが分離されるなど、日本の家畜へのリスクが高まったことを受け、農林水産省は2019年4月22日より全ての事例(個人消費用やお土産目的を含む)において、畜産物の違法な持ち込みが発覚した場合には、罰則の対象とするなど対応を厳格化することを決定しました。


3.生、冷蔵、冷凍、加熱調理済みの加工品など、いかなる形態のものでも動物検疫の対象となっています。お土産や個人消費用の畜産物(ハム、ソーセージ、ベーコン、ジャーキーなど)は検査証明書の取得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができませんので、十分ご注意ください。


●農林水産省動物検疫ウェブサイト
「家畜の伝染性疾病の進入を防止するために~海外へ旅行される方へのお願い~」
http://www.maff.go.jp/aqs/topix/mizugiwa.html
「肉製品などのおみやげについて(持ち込み)」
http://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/product/aq2.html


2019年4月17日付け、海外から日本への違法な肉製品持込みに対する対応厳格化について より

外国籍の未成年者滞在許可証、変更の知らせ

こちらの情報は、駐在の方などお子様と一緒にフランスに長期滞在している方にとって非常に大事なお知らせです。

フランス国外で生まれた外国籍(18歳未満)の子供の身分証明書が一本化されたことについて。

「 日本への違法な肉製品持込みに対応が厳格」の情報詳細
  • 未成年者の滞在身分許可証について
  • 未成年者の滞在許可証が今後DCEM( DOCUMENT DE CIRCULATION POUR ETRANGER MINEUR )に一本化されることについて
  • DCEMが出入国に求められる旨の告知と申請方法について

1.フランスに外国籍者が長期滞在する場合は、フランス滞在許可証(carte de sejour)を取得する必要がありますが、未成年者(フランスでは18歳未満)は、原則としてcarte de sejourを取得することができません。


2.未成年者の滞在許可証については、今まではDocument de circulation pour etranger mineur(DCEM)(フランス国外で出生した方が対象)とTitre d’identite republicain(TIR)(フランスで出生した方が対象)に別れていましたが、2019年3月1日からDCEMに一本化されました。


3.DCEMはフランスを出入国する際や乗り継ぎ地で提示を求められることがありますので、出入国審査を円滑に行うためにも是非取得しておくことをお勧めします。DCEM は両親の滞在許可証取得後に居住地を管轄する県庁(Prefecture)に申請することができます。

2019年4月18日付け、 外国籍の未成年者滞在許可証(身分証)変更のお知らせ(TIRの廃止、DCEMへの一本化) より

ノートルダム大聖堂で火災、周辺の交通情報

ノートルダム大聖堂の火災について、衝撃的なニュースを日本で見た方もおおいかもしれません。

たびレジのお知らせでは、火災によって近隣住民が避難している事、ノートルダム大聖堂付近の現場が通行禁止になっているお知らせが入りました。

「 ノートルダム大聖堂で火災、周辺の交通情報 」の情報詳細
  • ノートルダム大聖堂・パリで火災が発生したお知らせと様子
  • 現場付近が通行禁止に帰省解除されるまで近くには立ち寄らないように警告

4月15日19時頃より、パリ・シテ島にあるノートルダム大聖堂で火災が発生しています。報道によれば、引き続き延焼が続いており、尖塔や屋根部分をはじめ建物の一部が崩落し、火の粉が付近に舞う様子が伝えられています。また、付近の住民が避難しているとの報道もあります。


現在も当局の消火活動が続けられており、現場付近は通行禁止となっています。ご自身の安全のため、また消火活動の妨げとならぬよう、当局による規制解除がなされるまではノートルダム大聖堂付近には近づかないようご注意ください。

2019年4月15日付け、 パリ・ノートルダム大聖堂の火災 より

メトロ車両内において、硫酸による負傷事案

大変悪質で恐ろしいニュースがパリの地下鉄で起こったお知らせ。

むやみやたらに放置してある液体物を触らないように警告。

「 メトロ車両内において、硫酸による負傷事案 」の情報詳細
  • パリの地下鉄車両内で硫酸による負傷事案が発生。
  • 発覚に至ったまでの被害状況
  • 負傷となった液体が硫酸であったこと
  • 現在の捜査情報と不審な液体を発見した場合の対処法を指南

2月13日17時30分頃,メトロ11番線車両内において、硫酸による負傷事案が発生しました。
●メトロやバスなど公共交通機関内等において不審な液体を発見した際には、むやみに触ったりしないよう十分注意してください。


1.報道によれば,2月13日17:30頃,女性旅行者がパリのPlace des Fetes駅でメトロ11番線に乗り,折りたたみ式の席に座ったところ,太ももに激しい火傷をしました。近くに,底が溶けているように見える茶色がかった液体が入ったボトルがあり,別の男性乗客がそれを拾おうとして手を火傷しました。


2.負傷した2人は病院に搬送され,通報を受けて派遣された消防士がボトルを回収し,警察組織の中央研究所において中に入っている液体を検査したところ,硫酸であることが判明しました。


3.現在,本事案が悪意のものなのか否か調査中ですが,メトロやバスなど公共交通機関内等において不審な液体を発見した際には、むやみに触ったりしないよう十分注意してください。

2019年2月14日付け、 メトロ内における硫酸事案 より

ほかにもいろいろ在フランス日本大使館からのメッセージは届いていますが、

緊急メッセージの他にも、旅行や滞在に役立つ情報が含まれています。


何も起こらない。

これがベストですが、

なにかが起こった時の場合や、旅先の国の情報を得る為など、

母国語で細かな情報を受け取れる、とてもありがたいサービスだと思います。


ゴールデンウイークに海外旅行される方で、まだ「たびレジ」を登録されていない方

出発する前からの登録をおすすめします。