知らない間に導入されていた税金…
日本では2019年1月から日本を出国する時に税金を納めなければいけなくなりましたよ。
海外旅行が好きな人、仕事でしょっちゅう海外に行く人、すべての人が対象です。
ここでは日本とフランス両方の、いわゆる「出国税」についてメモしてみました。
日本出国に税金 「国際観光旅客税」
日本で2019年1月7日から導入された「国際観光旅客税」
船舶・飛行機で日本を出国する、2歳以上のすべての人に課せられる税金(非課税・免税の対象あり)で、出国1回につき1人1000円の税金をチケット代にプラスして支払うことになったのですが…
かく言う私も、1月5日に国際線のチケットを仮押さえしてもらい、その6日後(1月11日)にチケットを購入。ばっちり3人分の税金が加算されていました。
仮押さえ時よりもトータル代金を高く言われ、説明を受けた時、
「い、 いつ可決されたの!」
「早く教えてよ! 」
と思いながらも渋々購入したわけなんです。
今後、毎回日本に行くたびに税金がかかるのかと思うと憂鬱…
例えば、1年に2回家族4人で海外旅行をする場合、一年に8000円の 「国際観光旅客税」 を納めないといけません。
結構な額ですよね。
10年この調子で旅行していると、8万円の負担になります。
その他にも、ビジネスでよく国際線を利用する人も、いちいち税金を払わないといけません。
ビジネス利用は会社の経費で落ちるので、また話は別ですが。
実は、 船舶又は航空会社に税金が課せられているのですが、チケット代に上乗せすることで、国に税金を納付する方法が選択されています。
それではフランスの場合、フランスを出国する時に税金はかかるんでしょうか?
フランス発の航空券にエコ税が課せられるよ
現在(2019)の所、フランス発の航空券には日本のような税金は課されていません。
ただ2020年以降、フランス発の航空券チケットに1.50ユーロから18ユーロの税金を導入することが発表されました。
2019年7月9日、フランスの運輸大臣がフランスを出国する航空チケットにエコ税を導入する事を公式に発表しましたよ。
日本の場合は、船舶・飛行機で日本を出国する場合に一律一人1000円ですが、
フランスの場合は、飛行機やディーゼルを使用している道路運送業を利用して、フランスを「出発 」 する場合に課せられます。日本と違うところは出国だけが対象ではないところです。
なので2020年以降は、フランス国内の移動であっても税金を負担しなければいけません。
フランスの海外県行く場合も適用されるの?
フランス本土以外の島や海外県に行く場合も「エコ税」が課税されるの?
- コルシカ島(la Corse )
- フランスの海外県( l’outre-mer )
に行くフライトには、このエコ税は適用されません。
どうしても飛行機でしか行けない国内移動は税金がかかりません。
乗継でフランスの空港を利用する場合は?
乗継でフランスの空港を利用する旅客も、エコ税はかかりません。
エコ税はいくらかかるの?
フランスのエコ税は日本のように一律料金ではないです。
飛行機の場合、購入した座席がエコノミークラスかビジネスクラスによってかかる税金が変わります。
エコノミークラス | ビジネスクラス以上 | |
国内・ヨーロッパ内 | 1.5ユーロ | 9ユーロ |
EU外 | 3ユーロ | 18ユーロ |
エコノミー席のチケットにかかる税金はお得感満載です。
日本とフランスを飛行機で往復する場合
2020年より、フランス出国便に税金が導入されると、
日本出国時 一律1000円
フランス出国時 エコノミークラス(3ユーロ)、ビジネスクラス(18ユーロ)
両方で税金がかかってしまいます。
エコ税、税金の使い道は?
納税されるエコ税の見込み額は、1億8.200万ユーロ。
この税金で、鉄道を含む環境により優しい、輸送インフラの投資に充てられるそうです。