(アイキャッチ画像:Messan EdohによるPixabayからの画像)
海外生活がめちゃくちゃ楽しかったって言う人と、全然合わなかったって人いますよね。
住んでいる環境、国との相性、滞在期間、本人の性格など、複雑に絡み合って、海外生活に対する最終的な評価は分かれると思いますが、海外が合わなかった人のストレス値は山ほど高く、塞ぎこんでしまう事もあるくらいです。
しかしこれは海外に限った事ではなく、日本国内でもストレスを発散できずにモンモンとしてる人も多いし、いかにストレスと上手く付き合い、どれだけ心身の平和を保てるかが、忙しい現代人の永遠のテーマになっていく気がするのです。
今回は、どこの国にいても出来る基本的なストレス解消法と、フランスで紹介されていたフランスっぽいストレス解消法について紹介したいと思います。
意外とストレスってわからない。本人は気付かないもの
私は今まで、自分がストレスを抱えていたと知らなかったのですが、体は正直者。溜まったストレスが皮膚病として表れていたようで、日本のお医者さん、フランスのお医者さん両方に「もしかして…ストレスが多いんではないですか?」という事をやんわりと言われました。
ジベルバラ色症候群の症状⇒勇気ある人は写真でチェックしてね。
それをきっかけに、知らないうちに積もり積もっていくストレスをどう軽減すればよいのか。これは人類にとって大事なテーマになっていくとピーンと感じたのですが、
まずは、どこの世界でも話されている、基本的なストレス解消法を見てみましょう。
基本的なストレス解消法は世界共通
ストレスとは年齢に関係なく人生の中で自然に抱えてしまうものです。しかし、継続的(慢性的)なストレスを抱えている場合、健康に悪影響を与えてしまう場合だってあります。
基本的なストレス解消法は世界共通で、ここで紹介するのはごくごく一般的な事。ですがベースとなる大事な習慣なので、キッチリとポイントを押さえておきましょう。
(※)はすべてフランスメディアからの参考です。
基本的なストレス解消法(1) 良質な睡眠をとる
夜ぐっすり眠れないと、頭の中がボーっとしたり、翌朝になっても疲れが残ったりしますよね。一般的に休息が取れないと疲労がたまりストレスに弱くなりますが、仕事でミスを連発したり、怒りっぽくなったりと、人に嫌われてしまう要素が炸裂してネガティブ面しか残りません。
逆に、良質な睡眠をとれば、生産性が向上され、ストレスマネジメントにも役立ちイライラも解消できます。
子供が新生児時代、夜中に何度も起きて寝不足になりイライラの沸点が低くなった経験もあり、睡眠の尊さを実感した経験もありますが、
テクノロジーが発達した現代の大敵は、寝スマホ、寝る前のネット検索ではないでしょうか?
癖になりネットサーフィンしすぎて脳が冴える、眠りたいけど眠れない…
それは良質な睡眠を台無しにする行為です。難しいかもしれませんが、夜9時以降は画面を見ない。寝室にスマホを持ち込まないなど、ちょっとした工夫が必要になってきます。
あと、個人的に効果あった方法は、プロのマッサージ師に足裏マッサージしてもらうと、「こんなに熟睡できたのは何時ぶりだろうか…」と感じるほど眠りが深くなるので、是非お試し下さい。
基本的なストレス解消法(2) 運動する
わかっているけど、なかなか出来ないのが運動です。
「最近、疲れやすいな…」
と感じるのは年のせいだけでなく、運動不足が原因って事もあるほど、運動は健やかな心身を保つ為に無くてはならないものなのです。
忙しい人ほど運動をやってもらいたいのですが、よくよく周りを見渡してください。
めちゃくちゃ多忙で「この人は何時寝ているんだろう…」という人に限って元気な人がいませんか?
もしかすると、その人も疲れを感じているけれども、疲れによって過剰に分泌されたアドレナリン(※)を運動によって放出し、元気になっているだけかもしれません。
運動は体を鍛えるだけでなく、ちょっと汗を流すだけも小鬱だったら解消できるくらいのパワーを秘めてます。
実は昔、旦那が長期間の運動不足を解消しようと、スポーツジムに申し込み、ダルそうにスポーツジムに向った初日。運動後、帰ってきた時の表情が別人のようにスッキリして光り輝いていました。
体を動かすことで、セロトニンやエンドルフィン(脳内幸福作用)が分泌(※)され、幸福感を得ることができるし、謎の自信も生まれてくるし、運動すると質の良い睡眠にもつながるので、ぜひこちらもセットでお試しください。
基本的なストレス解消法(3) 笑う
ジョブカフェあおもりのキャリアカウンセラー様によると、
さて、そんなことわざの中に「笑う門には福来る(わらうかどにはふくきたる)」ということわざがあります。このことわざの意味は「いつも笑い声が満ち、和気藹々(あいあい)とした家には、自然と幸福が巡ってくるものである」です。このことわざでは「門=家、家族」としていますが、これを自分に置き換えると、「いつも笑っている人には自然と幸福が巡ってくる」となります。なんとも都合がいいかもしれませんが…
笑う門には福来る~笑顔のチカラ
確かに、無表情の人と笑顔の人をどっちかとれと言われたら、やはり笑顔の人をとってしまいます。
言葉だけでは伝わらない重要な役割を持つ「笑顔」ですが、ノンバーバルコミュニュケーション最上級のスキルでもあります。
なんでもフランスのメディアによると、
運動したときと同じように、体からエンドルフィンが分泌されます。笑いには不安を軽減する効果もあり、シンプルな行為ながら幸運をもたらすそうです。強制的な笑いであっても、ストレスの多い状況ではポジティブな感情を引き起こすことができます。(※)
とも紹介されていました。
もし海外にいて、現地で笑いを共有できる友達がいない…
そういった方は、迷わず日本の家族や友人にzoomなどでビデオ通話をする事を熱くお勧めします。
相手の顔をみるだけで不思議と笑顔になるからです。
笑う門には福来る=幸福
この認識は世界共通かもしれません。
基本的なストレス解消法(4) 適度な人間関係を築く
大人も子供も悩むもの。自分の力ではどうしようもなく、過度のストレスを生み出してしまうナンバーワンの「人間関係」
これが原因で悩み、夜も眠れなくなっている人もいるんではないでしょうか。
当たり前ですが、世の中にはいろんな人がいて、自分の性格とは全く正反対の人もいたり苦手な人もいます。
そういった人が、同じクラスメイトだったり、会社だったり、ご近所さんだったり、保護者グループの人だったり、義理家族だったり、毎日顔を合わさなければいけないシチュエーションってありますよね。
問題は、時たま規格外の人達がいて、そういった人とも人間関係を築いていかなければならない境遇になってしまった時ではないでしょうか。
ライバルとなりそうな同僚を振り落とそうとしてくる人、
本人にしか気づかないように嫌味を言ってくる人、
マウント取る、見下してくる人。
こういった人は世界中にいます。
許容範囲外の行動や態度をしている人がいたら、防衛方法を知っていた方が良いのかもしれません。
もし仕事関係の人ならば、挨拶だけして適度な距離をとる。仕事以外の話をしない。仕事上で関わる場合は、全部メールのやり取りにして証拠をとっておく。㏄に上司の名前を入れて、やり取りを記録に残すのも有効です。
ご近所やママ友であれば、一人で抱え込まずに周りの人に早めに相談して、根回ししておくのもいいかもしれません。ママさんで人付き合いが苦手な人は、働いて保育園を利用することで、苦手なママ友付き合いをグンと減らす事もできます。
マウント取る人が苦手であれば、スルースキルを磨いて、なるべく行動を一緒にしない。
子供が醜いイジメに遭ってるのに、学校や相手の親の反応が薄く対応してくれないのであれば、引っ越して学校を変えるのも一つの手です。
もちろん他人の悪口を言わない。なにかピンと感じる人であれば最初から深入りしないなど、人間関係のトラブル元を回避する術を心得ておきましょう。
基本的なストレス解消法(5) 有意義な時間を作る
自分の大好きな事をする、もしくは趣味に没頭して日常を忘れるのも良いストレス発散方法になります。
特にこれといった趣味がなくても、それはそれでいいのです。
特別な趣味なんてなくても良いのです!
もし友達とのお喋りが大好きであれば、お休みの日や仕事帰りに一緒に美味しいご飯を食べ沢山会話をする。自分が楽しい&リラックスできると思えるような時間を作る事に意義があります。
日本は特に、共働きで家事育児を全て一人で担当しているスーパー兼業主婦が多いですが、日常が忙しすぎて一人の時間が欲しい!と思うことだって当然ありますよね。
よくある問題は、お出掛けして帰ってきたら家が散らかり放題で、家事が残っている。お出かけ前にご飯を作らなければいけない。ぐちぐち言われる。どういっても旦那が家事を手伝ってくれない。お出掛けから帰ってきたら、さらなるストレスが溜まってしまう事もあるのではないでしょうか。
そんな時は、家族で日帰り温泉に行ってください。(海外の場合はプールとサウナで終わったら体を洗って下さい。)
お風呂に入るついでにご飯も外で食べておいて下さい。
後片付けもしなくていいし、お風呂掃除もしなくていい、お出掛けから自宅に戻って慌てる必要がないんです。ちょっとした完璧な時間がとれます。
その上で、個人的なお出掛けや飲み会をプラスしてみるのです。お風呂上りなので肌の調子も良くお出掛けに適したコンディションになってますし、相方も疲れて寝るので心置きなくお出掛けを楽しむ事がででます。
有意義な時間をダブルで作ると、贅沢感が増し、幸福度がより一層パワーアップするのでおすすめです。
長くなってしまったので、(後半)フランスっぽいストレス解消法に続きます…
【参考サイト】