【フランス海外県】カリブ海に浮かぶマルティニーク島

フランス海外県

カリブ海に浮かぶ小さな島マルティニーク。

マルティニークはフランスの海外県の一つで、アンティル諸島に位置する島です。パリからだと飛行機で9時間弱かかりますが、夏の大バカンスの時期を避ければ一人往復300~400ユーロ(約3万5千円~)くらいで行けてしまう至福のリゾート地です。

マルティニークのビーチは北と南で砂浜の色が違う

南米大陸近海の小アンティル諸島に位置する島々には、いくつもの火山島が点在していますが、マルティニークもその一つ。

島の北側には「プレー山(Montagne Pelée)」別名「ハゲ山」と呼ばれる活火山があります。なのでこの火山付近のビーチは、砂浜の色が黒く熱帯雨林感が漂う場所が多数存在します。

▼マルティニーク島、北側にある山マークがハゲ山。パラソルマークはおすすめのビーチ。(各アイコンクリックで写真が出るよ!)


▼ハゲ山近くのビーチ、この日はあいにくの曇りで心做しテンションが下がる。

ハゲ山近くのビーチの砂浜は黒い


逆に島の西南にある人気のビーチに行ってみると一気にテンションが上がります。

▼砂浜が白いだけで海が一層透き通って見える。


▼ちなみにこのビーチは、植民地時代のコロニアル様式の教会「Église Saint-Henri Des Anses-d’Arlet」が目印で、マルティニークでも人気の観光スポットになってます。


▼ビーチの奥にはカラフルな古い船が。モーターは日本製で嬉しくなる。

船の奥に見えるのはレストランだけど一日に4時間しか営業していない。

マルティニークを象徴する「ダイヤモンドロック」からの眺め

▼そして私が滞在していたのはディアモンと呼ばれる観光客でにぎわっている場所だったのですが、そこはマルティニークを象徴する「ダイヤモンドロック」が望める壮大なビーチでした。

眺めが素晴らしいディアモンのビーチ。左奥に見えるのが「ダイヤモンドロック」


▼おばあさまの別荘から見る別世界


▼ビーチ沿いの家のお庭には蟹さんもいる

この蟹たちが壁をよじ登ってくる


▼そして見たことない虫もお庭にいる。

触っちゃいけないと潜在意識が教えてくれる。


▼ディアモンは波が荒くて有名な場所なので日によって泳げたり泳げなかったりしますが、あえて朝の満潮時にビーチを散歩する強者も。一歩一歩、歩く度にに相当な負荷が足にかかる。

ディアモンの波は荒ぶる事で有名


▼波が穏やかな日の同じビーチ(引潮時)

年々海水が上がっているディアモンのビーチ。写真の右には家が立ち並んでいる。


実はこのディアモンのビーチ。30年ほど前はサッカーが出来るくらいの広々としたビーチだったのだそうですが、だんだんと海面が上昇してきて満潮時には家のギリギリの高さのところまで波が迫ってくるようになったのだとか。

そのため岩を集めて土手をつくり防波堤のようにして凌いでいると言っていたけど、後何年持つかわからないのだそう…


あとマルティニークのビーチ沿いの家やレストランもコロニアル建築のまま残っているところが沢山あって、イギリスとフランス間で領土を奪い合った歴史や奴隷制度復活など、複雑な過去の名残ある場所も多かったです。

マルティニーク名物

フランスに住んでいらっしゃる方は、スーパーにある特設コーナーで黄色いチェックの洋服を着た人がカリブの音楽をガンガンかけながら、食の実演をしていらっしゃる人を見かけた事はないでしょうか?


▼実はその黄色いチェック柄がこそが伝統的なマルティニークの衣装です!

フランス本土で時折見かける特設コーナーですが、マルティニークの食べ物が並ぶ事があります。でも、マルティニークの名物って何だろうと思いませんか?

マルティニークのスーパーやレストランでよく見かける食べ物を紹介します。

ちなみにマルチニークは、日用品や食品の多くをフランス本土から輸入しているので物価が恐ろしいほど高いのですが、地元産の物を選べば適正価格で買い物することができますよ。

マルチニークのラム酒

マルチニークのラム酒。

上の写真のような専用の小さなグラスにライムとシロップをいれて飲む「ポンシュ」というスタイルが一番よく見かけますが、ジントニックが大好きな方であればマルティニークのラム酒で作ってみてください。

香りが良くてとっても美味しいんです。変なラム臭さがありません。あとアルコール度数も選べます。


▼マルティニークでは各メーカーのラム酒の製造所見学ツアーがありますが、その中でも「Habitation Clement」さんはおすすめです。

サトウキビのプラテーション、ラム酒作りの歴史的な背景を唯一公開されているクレオールの歴史的住居で知ることができます。

Habitation Clément | Le monde du rhum
Maison mère du prestigieux Rhum Clément, nichée au cœur des plantations de canne à sucre, l’Habitation Clément offre à ses visiteurs l’occasion unique de découv...

ランビ「Lambi」

ランビとは巻貝の事なのですが、マルティニークのレストランではランビ料理が必ずあるのでぜひとも注文してみてください。

ただ単にグリルだけの場合もあれば、伝統的なクレオール料理の店ではピリッと辛くてニンニクが効いた料理が出てきます。

▼あんまりポピュラーすぎてファーストフードにもランビのメニューがありますよ。

マルチニークのファーストフード「Snack Elize」のランビグリル


▼砂浜の上にあるバラック小屋風のレストラン。こういったポピュラーなレストランにこそランビ料理はあります。

これぞマルティニーク的なレストラン。その名も「La Baraqu’Obama」
レストラン内は地元民で賑わっている。こういった場所にいけるのも旅の楽しみの一つ。

ピーマンの酢漬け

辛い料理が大好きな方には、マルティニーク名物の辛いシリーズは絶対にみのがせません。

ピーマン(唐辛子の事)がペースト状になっているもの、酢漬けになっているタイプなどいろいろとバラエティーが揃ってますが、

一番のおすすめは「ピーマンの酢漬け」です。

これほどまでに辛い食べ物には出会った事が無いので、ちょこっと口に含んだ瞬間、口から火が出てくるほどの辛さです。

ちなみに私は辛い物が大好きで何でも食べますが、この酢漬けを食べると辛すぎてしゃっくりが出てきます。(笑)

▼辛すぎてしゃっくりがでる「Piments au vinaigre」

ちなみに2013年に買いました。


▼ピーマンを白ワインヴィネガーに漬け込んだもの。ヴィネガーは継ぎ足しする事ができる。

中身はこんな感じ。一切れでもピーマンを食べると汗が噴き出す。
我が家はこの激辛な液体とオリーブオイルを混ぜて使う。

▼蓋もさびれる程、辛すぎて刺激が強い。

子供が触ったりすると刺激が強いので取り扱いは注意。

塩干しタラのすり身入り揚げ物「Les Accras」

家庭よって全く違う味になる「Accras」。

塩干しタラのすり身を小麦と練ってピーマンなどなど入れてカリっと揚げる。

ポンシュとアペリティフで一緒に食べる事が多く、出来立ては格別に美味しい。

パテ入りのパイ「Les petits pâtés」

マルティニークではこれもAccrasと一緒にアペリティフとなって出てくるので、ご飯の前にお腹がいっぱいになる。

まとめ

マルティニークでの移動はレンタカーの一択です。電車は無いし、バスの停留所はあってもバスが走っているところ一度も見ませんでした。稼ぎ時の土曜のショッピングセンターも閉まっていたくらいなので、あまり商売っ気が無い、時間にルーズな人が多かったです。

地元の人に聞いてもバスは来ないとまで言ってたので、レンタカーが無いと移動は厳しい場所です。

そして「蚊」。蚊には十分注意してください。蚊よけのスプレーは必須です。

実は私がマルチニークを訪れた直後、嵐が直撃して停電・断水が1週間ほど続き予定が丸狂い、そして妊娠中(ジカ熱が発覚する2年ほど前で今思えば危なかった…)という事もあり、不完全な旅になってしまったのですが、行きたかった場所、してみたかったもののリストです。


▼水上バーベキュー。マルティニークは水上バーベキューの他にも水上ピクニックなどが出来る場所が沢山あります。


▼カヤックにのってマングローブ林ツアー

https://www.tripadvisor.fr/AttractionProductReview-g147327-d17796701-Mangrove_Guided_Tour-Martinique.html

▼カメと泳ぐ

▼熱帯雨林の散策に出かける

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