【最新版】世界で最も観光客数が多い国ランキング。満喫度高めの見所も紹介

【最新版】世界で最も観光客数が多い国ランキング。満喫度高めの見所も紹介旅の基本
【最新版】世界で最も観光客数が多い国ランキング。満喫度高めの見所も紹介

華やかなニュースよりもどんよりと暗いニュースが多かった2019年。

私の住んでいるフランスでも2018年から黄色いベスト運動やストライキなどが続いてますが、

それでも観光客でいっぱいの国です。

2019年にWorld Tourism Organizationが作成した報告書によると、 外国人観光客数と国際観光収入は9年連続上昇を続けているのだそう。

2009年度のリーマンショックのような大不況がない限り、今後も世界中を旅する旅行者の数はますます増えていくのではないかと思います。

今回は何処の国が一番観光客に人気なのか、最新の情報(2019年7月版)を元にランキングにしてみましたよ。

世界で最も観光客数が多い国ランキング

  • 格安航空会社の就航により旅行客が増加
  • ビザの円滑化
  • 中国人の観光客の多さと購買力の半端なさ

こういった理由で海外を訪れる人が増えていて、2018年の集計では前年度(2017年度)より5%も観光客数が増えているそうです。

さて、

毎年発表されている「世界で観光客が多かった国ランキング

トップ10の国々に外国人観光客の4割が集中しているそうなんですが、

トップ10はどこだったのでしょうか?

人気観光地とともに見てみましょう!

1位.フランス

観光大国第1位は、何だかんだ言ってもフランスです。

ストライキや激しいデモで荒れている国なのに、1年間の観光客数は約8900万人です。

フランスの人口は約6700万人なのですが観光客数がはるかに上です。

そして、

フランスの一番人気観光地、実はディズニーランド・パリ


ヨーロッパで唯一のディズニーランドなので、ヨーロッパ中の人が押し寄せてますよ。

ディズニーランドパリの入場者数( 2017年の統計)は 1486万人

2017年当時 、2位のルーブル美術館の入場者数が802万人だったので、圧倒的な人気が分かります。


ちなみにインスタでハッシュタグ「#Paris」がついている53%の投稿場所は、エッフェル塔で〆られています。


▼フランスの絶景スポットを紹介したこちらの記事もどうぞ!


▼その他のフランス人気観光地ランキングはこちらから

2位.スペイン

そして観光客が2番目に多く訪れた国はスペイン!

2018年にスペインを訪れた訪問客数は約8300万人 。

スペインを訪れる人は年々増えていて、2018年時の訪問客数は最高人数だったのだとか。

昨年の2019年には、特にアジア圏の観光客に向けた観光プロモーションのため、莫大な予算(3460万ユーロ)が発表されましたよ。


外国人観光客に人気のスペインの都市はバルセロナなんですが、

スペイン人を含めた観光客を合わせると、マドリッドが一番人気の高い都市なんだそうです。

バルセロナを訪れる観光客に人気なアントニ・ガウディの建築作品群は必見。


家族旅行におすすめしたい「バレンシア」


バレンシアはフランス人が最も訪れる都市なんですが、お子様連れにとても人気の都市です。

  • 必ず寄ってもらいたい「芸術科学都市(City of Arts and Sciences) 」
  • ヨーロッパ一の水族館「オセアノグラフィック(L’Oceanogràfic ) 」

この2か所は必見です。


そして最後にスペインで一番訪問客が多い歴史的建造物

グラナダにある城塞都市一の人気スポット「アルハンブラ宮殿」

3位.アメリカ

観光客が多い国、3位はアメリカで約8000万人が訪れています。

実は1位パリ、2位スペイン、3位アメリカと順位の入れ替わりはありますが、大体この3か国がTOP3を占めています。

観光客が訪れる国、世界第3位のアメリカなんですが、


▼観光収入はブッチギリの1位なんです。

観光客数世界第1位のフランスが約 670憶ドルなんですが、

アメリカは 約2140憶ドル!

ちなみに日本は約410憶ドル。

アメリカだけ数字が違います。

そして、アメリカ一番人気の観光都市はニューヨーク。


ちなみにインスタで「#NYC」のハッシュタグがついている20%の投稿場所はセントラルパークで、次にタイムズスクエア、ブルックリン橋、自由の女神、ロックフェラー・センターの順になるそうです。

InterContinentalの調査

ニューヨークで満喫度が高い、おすすめのアクティビティ

  • ウェストビレッジのベーグルショップでフレッシュなベーグルを食べる
  • ブロードウェイ巡りをするときに焼き栗の匂いを嗅ぐ
  • 一切れの大きなピザを半分に折ってニューヨーカー風に食べる
  • ブルックリンのレストランで食べる本場のニューヨーカー・チーズケーキ
  • 日曜日にセントラルパークで日光浴(夏)
  • ハドソン川を渡るフェリーに乗って風を肌で感じる
  • アート・クラフトマーケットに行く
  • リトルイタリーで食べるパスタ
  • 地下鉄の列車が通過するときに感じる風
  • ニューヨーク摩天楼に魅了される

どれもニューヨーク!って感じがします。

4位.中国

そして第4位の中国。

中国は広いし見るところ沢山ありすぎて、初めて行くときはどこに行けばいいのか迷うかもしれません。

ほとんどの大都市は近代化されていて圧倒されるばかりですが、

古都や歴史が好きな方は、西安や成都をおすすめします。

▼西安の「秦始皇兵馬俑博物館」

▼辛い物が好きな人は迷わず四川(成都)へ

市内もアクセスしやすいし、見所がたくさんあるし、ご飯美味しいし、安いし、言う事ありません。


ちなみに中国を訪れる観光客は約6300万人


そして中国人の購買力はどの国に行っても半端なく、世界全体の1/5の観光支出は中国人なんだそうです。

現在、海外旅行をしている中国人、またはパスポートを所持している人は人口の10%ほどですが、2027年くらいには2倍になると予想されています。

なのでこれからどんどん、海外旅行に出発する人たちが増え、世界各国を訪れる外国人の観光客数・観光支出に大きく影響するのでは?と言われています。

※一部の職業人はまだまだ海外旅行に行くことが許されない中国。Visaを申請してもすべて許可が下りている訳ではありません。

5位.イタリア

中国に続くのはイタリア。観光客数は約6200万人です。

初めてイタリアに行くのであれば、首都ローマで古代ローマ時代の遺跡巡りとバチカンに行ってもいいかもしれません。

ローマ歴史地区に見たい場所が固まっているので観光にとても便利です。

円形闘技場 「コロッセオ」


そしてイタリアの違う地方を見てみたい場合。

北イタリアと南イタリアはまるで国が違うようにガラリと雰囲気が変わります。

南イタリアのおっちゃんはミラノに行くと浮きます。

どの国も南に行くほど人々が陽気になり、

北の人ほど堅実になります。

シックなイタリアが見たいなら北、チャオなイタリアが見たいなら南です。

私は南イタリア好きなんですが「レッチェ 」 があるプーリア州 おすすめです。

アルベロベッロのトゥルッリがあるプーリア(プッリャ)州

Photo by Victor Malyushev on Unsplash

▼サレント半島は白亜の建物・自然・ビーチすべてが良いので、長期休暇などのバカンスやハネムーンにも良い場所だと思います。

6位.トルコ

6位はトルコ、 観光客数は5位よりもぐっと減って約4600万人です。

ただ残念ながら、トルコを取り巻く国際情勢は悪化しているので、シリアやイラクの国境付近だけでなくトルコ東部へは行けません。インスタンブールの一部の県でも注意が必要です。

ですが観光大国だし親日家の人も多いので、日本人は旅行しやすい国だと思います。

肉料理好きの人にもおすすめの国です。

最大の都市インスタンブール、「ブルーモスク」「アヤソフィア」「地下宮殿」などがあるインスタンブールの歴史地区は絶対なんですが、街をブラブラするだけでも楽しい街。


トルコはインスタンブールだけ見るのも勿体ない。

地中海側や遺跡のある都市もいいですが、

カッパドギアはぜひ訪れてみたい場所です。

一日はこの場所で朝食を食べて、

気球に乗るのが夢です。

ちなみに気球に乗りたい場合、コンディションが揃えば365日飛行可能です。

出発は早朝のみ。

スタンダード・コンフォート・ デラックス・エクスクルーシブ の4タイプから選べて、

一番安いスタンダードは20人乗り・1時間飛行で150ユーロ(ひとり)です。

▼詳しくは

7位.メキシコ

7位のメキシコ、 観光客数は約4100万人です。

メキシコには歴史地区・遺跡・古代都市があれば、富裕層向けのビーチリゾートが多数あったり、ジャングルがあったり、マリアッチが至る所にいたり、バカンス全快の国なので非常に人気。ヨーロッパからの旅人も多い国です。

「カンクン」「プラヤ・デル・カルメン」「ムヘーレス島」「トゥルム」など、カリブ海に近い場所のビーチリゾートや、太平洋側のリゾート都市「アカプルコ」などもハネムーン先として人気です。


メキシコのおすすめはユカタン半島魅惑のトライアングル・ゾーンです。

▼カンクンから船で渡る「ムヘーレス島」

▼遺跡+ビーチ+ジャングル感満載のトゥルムはおすすめ

▼トゥルム遺跡から2~3キロの所にはこんな名所(Gran Cenote)もあります。

▼ トゥルム遺跡 から100㎞程の所には、マヤ文明の遺跡で有名な「チチェン・イッツァ」もあります。

ちなみにインスタでハッシュタグ「 #MexicoCity 」がついている25%の投稿場所は、テオティワカン遺跡にある「太陽のピラミッド」

メキシコシティから50キロの所にある遺跡なので、アクセスがしやすいのも人気です。

8位.ドイツ

8位のドイツ、 観光客数は約3900万人

外国人観光客が最も多く訪れるドイツの5大都市は、ベルリン・ミュンヘン・ハンブルグ・フランクフルト・ケルンなんだそうですが、

中世都市にある 木骨組みの家が並ぶ伝統的な街並みが人気で、外国人観光客が特に多い場所です。

クヴェードリンブルク (Quedlinburg


行き先がフランクフルト・ミュンヘンならば、 ロマンチック街道を巡る旅も素敵です。

ロマンチック街道の定番。 景観が素敵な「ノイシュヴァンシュタイン城 」 夏には6000人/日の人が訪れる。


ドイツを冬に訪れるならば「シュヴァルツヴァルト(黒い森 ) 」 に向かうもよし

▼「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ (Schwarzwälder Kirschtorte ) が美味しいと噂の 「Café Schäfer」

tripadvisor.fr

▼もし9・10月にミュンヘンに行くのなら世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト」に行くもよし

9位.タイ

そして9位のタイも定番、 観光客数は約3800万人

日本からも多くの旅行客が訪れていますよね。

2003年には約1000万人程度だった外国人旅行客が、2018年には約3800万人になり、過去最高の観光客数でした。

ご飯はいくらでも食べれるくらい飽きない美味しさだし、安いし、昼も夜も両方楽しめるのも大きな魅力です。

初めてタイにいくならバンコクとアユタヤのセットだけでも十分に楽しめます。

バックパーカーの聖地であるカウサン通りに行くだけでもタイに来て嬉しくなるんですが、

ディープなスポットが多いので何度来ても楽しめます。

▼一通りタイの定番を回る。下は「ワット・アルン」


定番の観光スポットによったら、夜の観光スポットに繰り出しても良いかもしれません。

週末ならば、チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットによってみたり

タイ式マッサージに行くのもいいですね。

▼アユタヤ王朝の遺跡群はバンコクから列車で約一時間半

バンコクからチェンマイに飛びたいときは、格安航空会社を利用すれば往復で1万円くらいでいけます。(時期にもよる)


タイはビーチがとても綺麗なんですが、有名どころ人が多すぎてゆっくりくつろげない場合が多いです。ですが弾けたいときにはとても良い場所だと思います。

島まで行かなくても十分綺麗、岩壁とジャングルに囲まれた「クラビ(Krabi)」

10位.イギリス

10位のイギリス、 観光客数は約3600万人

最後はイギリスで人気の都市や地域を紹介したいと思います。

  • ロンドン「 London 」
  • ブリストル「Bristol 」
  • コッツウォルズ「Cotswolds 」
  • バース「Bath」
  • サウス・ドーセット「 South Dorset 」
  • コーンウォール「Cornouailles」
  • デヴォン「Devon」
  • リバプール「Liverpool」
  • レイク・ディストリクト国立公園 「Lake District National Park」
  • ニューカッスル・アポン・タイン 「Newcastle upon Tyne」
  • ヨーク「York」
  • ブライトン「Brighton」
  • ケンブリッジ「Cambridge」
  • オックスフォード「Oxford」
  • ニュー・フォレスト国立公園「New Forest National Park」
  • ケント「Kent」



▼ハリーポッターファンならヨークはお気に入りの場所になるかもです。


▼イギリスのパブを楽しむなら一度は行ってみたい「The Churchill Arms」


▼伝統的なイギリスのパブがお好みなら「Ye Olde Cheshire Cheese」

まとめ

ちなみに日本の順位は11位(約3100万人)で、ぎりぎりランキングに入らずでした。

イギリスが年々順位が下がってきているので、いつか日本がトップ10入りをするのであろうと思っています。

そして下は、2019年に発表された外国人観光客数(左)と国際観光収入(右) です。


参考サイト
https://www.forbes.fr/lifestyle/comment-les-reseaux-sociaux-influencent-le-tourisme-de-luxe/?cn-reloaded=1&cn-reloaded=1

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