【フランス】毎年数台の車が水没するNoirmoutierで潮干狩り

ペイ・ド・ラ・ロワール

グーグルマップを見ていて気になっていた場所、ヴァンデ県にあるノワールムティエ島「 Le Passage Du Gois(パッサージュ・デュ・ゴア)」へいってきました。

▼グーグルマップのどこを見て気になっていたかというと、ここ↓↓です。

「毎年数台の車が水没する場所」 - Google マイマップ
満潮時間を気にしながら潮干狩りする場所でもあり、干潮になると出現する道が見どころの場所。

上の地図(ハートマークからレストランのマークの間)を見ると、距離にして4キロとちょっとの細い道が海のど真ん中にあるのがわかります。

橋が架かっているわけでもなく、パッサージュ(通り道の様な細い道)と書いてあるし、グーグルで「Le Passage du Gois」と検索してみて写真を見てみたら、「なるほど!ぜひとも行ってみたい!」と思う場所だったので、実際に行ってみました。

満潮時に消えてしまう通路(フランス)

グーグルさんのおかげで何となく状況は分かってましたが、実際に行ってみると、満潮・干潮によって見え隠れする通路でした。ただ、行く時間を間違えるとガッツリと通路が水没しているらしいので、Noirmoutierの潮見表を確認して向かいました。

6時間毎に満潮と干潮を繰り返しているので、時間が合えば一日に2度ほど通路を渡るタイミングが見えてきます。

例えば2020年7月29日であれば、6時35分と19時6分が干潮時(水面の高さが最も低い時)になるので、この時を狙って移動するとよいようです。

逆に満潮時に行ってしまうと、ここに通り道があったとは思えないほど水位が上がって通路がみえません。


完璧に水没している通路(満潮時)

ちなみに2020年7月29日の水面の高さは、一番低い時で1,65m、一番高い時で4,49mとなっていました。

日によっては5m以上の時もあるので、ちょっと通路が見え隠れするレベルでもなく、がっつりと沈んでいます。

干潮時の前後1時間30分だけ通る事ができる

一日2度ある干潮時に通路を渡るタイミングがやってきますが、

実際に渡れる時間は決まっていて、干潮の前後1時間30分、トータルで3時間だけ通路の端から端までを通る事ができます。

なので、この時間帯をめがけて自転車・バイク・車等で移動する人がやってきます。


▼私が行った日は2020年7月13日。干潮時は18時だったので、およそ1時間前の16時57分に着きました。

後ろもズラッと渋滞しているので、車内から写真を撮る。


ここで注意したいのは、特に夏になると潮干狩り客が一斉にやってくるので、2車線ある狭い通路は渋滞が起こり車で一杯になってしまいます。


▼ノワールムティエ島から通路に入る所。自分の車の前に1台分のスペースが空いているだけで、ズラッと先まで渋滞しています。

駐車スペースに車を止めて徒歩で向かう人、自転車で潮干狩りに来てる人も多い。

ちなみに上の写真はノワールムティエ島から入ったばかりの所なので、駐車スペースもあるし、歩道スペースも確保されていますが、さらに進んでいくと通路の幅がどんどん狭くなっていくので、途中から歩行者専用道路はなくなります。

満潮の時間を気にしながら潮干狩りする

そして潮が引いた時のお楽しみと言えば、潮干狩りです。

私たちがLe Passage du Goisの入り口到着したのは17時くらい。そこから渋滞と駐車できなくてモタモタしていたので、この干潟に残れる時間はおよそ2時間くらいしか残っていませんでした。

しかし、もしもの時を考えるとギリギリに出発するよりは、早めに潮干狩りを切り上げた方が良いので、1時間30分程を目安に時間を確認しながら潮干狩りを楽しみました。

なぜなら、帰る時にもしものトラブルがあったとすれば、この干潟に車ごと水没してしまうからです。


そして、フランスに来て初めて潮干狩りをして知りましたが、夏に潮干狩りに来る人が多すぎていろいろと制限があるようです。

写真はがっつり貝をとる友人。


この写真のように小さな貝(アサリ)は採取禁止大きな貝でも一人3キロ以上は持ち帰る事が出来ない。

この大きさの貝を拾って持ち帰ると罰金の対象になる。

どれくらいの量・数を取ることができるのか?違反となるサイズ(大きさ)は魚や貝などの種類によって違ってます。(ちなみに私はここを参照しました。)

フランスでは自治体によって、池や川で魚釣りをする時にも許可書が必要な場合があるので、もし見知らぬ土地で魚釣りなどを楽しみたい場合は下調べをした方がよいです。

この日、コントロールをしている人はいませんでしたが、もし違反が見つかると罰金の対象になります。


▼一方の子供たちは蟹を見つけるのに一生懸命

小学生の男子は黙々と蟹を探していた。


▼永遠と広がる干潟。奥まで何も見えない。

途中トイレに行きたくなった人は、遠くまで行っておしっこする。

干潟に駐車

そしてこのLe Passage Du Goisについて一番驚いた事は駐車する場所です。

なぜなら上の写真にもチラッと映っていますが、干潟に車庫入れしているといいますか、干潟の上に車を停めているからです。

干潟に駐車する発想もなかったし、経験した事もないので、
「ここに車を停めるとぬかるむのではないのか?」
「ここにハマってしまったら発車できなくなるのではないのか?」
「車が岩にぶつかって危ないんではないか…」
「本当に駐車して大丈夫なのか」

と不安でしたが、皆さんを真似て思い切って干潟に駐車してみました。


この駐車こそがスリル満点のポイント。もし何かのトラブルが起これば車共々水没する。

通路沿いにはゴツゴツした岩があるので、どこから入ればよいのか戸惑った。


▼後で気づいたのは、塔があるところ付近は岩が少なく入りやすくなっている。

岩が少なく出入りしやすい場所に駐車している人がいて喧嘩していた。


▼しかし実は…
干潟の上は駐車禁止ゾーンになっている。

本当はココから先は駐車禁止ゾーン


本来ならば違反駐車なのですが、Passage Du Goisのサイトによると、いつも多数の車が停まっているので大目に見てくれてるらしい。

本当は駐車禁止。

もしもの時の非難場所、年に数台は車が水没するらしい。

あんまり潮干狩りに夢中になっていると水面が通路のすぐ傍まで迫ってきていたり、車が故障して発車できなかったりして、年に数台は車が水没するそう。

潮干狩りが終わった19時ちょっと前。反対岸の水面が高くなっている気がした。


▼もしそういった状況になった場合、この塔のような建物が避難場所になるらしい。

1キロくらいの間隔である神々しい建物

おわりに

干潟に車を停めると沈没のリスクもある「Le Passage Du Gois」ですが、水面の水位が通路に差し掛かった時には下のような光景が見られるらしく、このタイミングで歩いて渡る人も多いらしいです。


▼そして、フランス本土側の入り口には干潟を望むテラス席のあるレストランがあるので、ここでゆっくりと寛ぎながら潮の満ち引きを眺めるのも良いかもしれません。


▼そして「 Le Passage Du Gois(パッサージュ・デュ・ゴア)」があるノワールムティエ島は、サラサラの砂浜のビーチが広がっていて人も少ないので、ゆっくりと落ち着いて海水浴を楽しみたい人にはおすすめの場所です。

7月のフランスの海とは思えない位、人が少なくて良かった!

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